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  • 2018年07月23日《校長コラム》7月19日

    《2018年7月19日》 集会講話

    先日、西日本の豪雨によって200人を越える方々がお亡くなりになり、
    未だに避難生活をしてみえる方々がいらっしゃいます。その方たちが、
    早く、いつもの生活に戻ることができますように、とお祈りし、
    しばらく黙祷を捧げましょう。

    さて、今年のバザーも、大変な猛暑の中でしたが、無事に終えることができました。熱中症にならずにすんだのも、みなさん一人ひとりが体調をコントロールしてくださったお陰です。無事に終了できたこと、心から感謝しています。ありがとうございました。
    何度か、会場を回りながら、多くの方々の支えがあってこそのバザーであると、ひしひしと感じました。交通整理をしてくださっている方々、
    保護者や同窓会のお手伝いの方々、後援会の方々…、
    夏の風物詩であるバザーは、生徒のみなさんや教職員はもちろんのこと、
    多くの学校関係者の協力によるものであることを強く感じました。
    卒業生も大勢来てくれましたね。
    ご来校いただいたお客様に「おもてなしの心」を伝えることは、できたでしょうか。
    バザー実行委員長が終了の放送を入れた後、校内には「お疲れ~」「お疲れ~」と片付けながら掛けあう声が響き、本部で私は、その声を心地よく聞いていました。生き生きと活動しているみなさんの姿を見て,とても嬉しい気持ちになりました。女子校魂を感じた一日でした。
    準備段階で、クラスによっては、話し合いが上手くいかず、いらいらがつのることもあったかもしれませんが、上手くいかなかったことも、上手くいったことも、すべてが大切なことです。今回の経験を、これからの行事を運営していく時にぜひ繋げていってください。
    本当にお疲れ様でした!!
     

    いよいよ、明日から夏休みに入ります。その前に、私からみなさんに伝えたいことを3つお話します。

    一つ目は、今学期が始まってからの自分を振り返ってほしいこと。
    二つ目は、公共の場での「マナー」のこと。
    三つ目は、夏休みの過ごし方についてです。

    まず、一つ目。
    2018年度(平成30年度)が始まって約4ヶ月が立ちますが、少し振り返ってみましょう。4月の頃と比べて、今の自分は成長していますか。
    スムーズに新学期をスタートした人は、そのまま滑りだしの良さを、
    続けていますか。
    スタートがスムーズでなかった人は、今は、うまく軌道に乗ることができていますか。
    それとも、未だにうまくいかず、もたもたしている自分でしょうか。
    もたもたしていたとしても、動いていればともかく、
    4月の頃と何も変わらず、ただ時間や毎日が過ぎていくような過ごし方をしているという人がいるとしたら、なんとも、もったいないことですね。

    きのう、公文和子先生にお話いただいた内容は、記憶に新しいところだと思います。「タラント」~賜物を活かす生き方~と題して話していただきました。
    みなさんには、一人ひとりに与えられた神様からの贈り物「タラント(才能)」があります。それは、みなさん一人ひとりに平等に与えられています。
    平等にとは、同じ贈り物「タラント(才能)」が与えられているのではなくて、与えられるという点で平等なのです。与えられている内容は、人それぞれです。そのことに気づいていますか?
    4月からの自分は、自分に与えられた贈り物を活かした過ごし方ができていたでしょうか。
    昨日書いてもらった講話の感想を、じっくりと読ませていただき、公文先生にもみなさんの感想を伝えたいと思っています。


    自分に与えられている贈り物は何か?自分は一体どういう人間なのか?
    何に向いているのか?
    まだまだ、いただいている自分の贈り物に気づかずにいる人も多いのではないでしょうか。
    花にたとえると、自分という花がどんな花か、分かっているかということです。自分という花は、真っ赤な大輪のバラなのか、黄色に輝く向日葵なのか、
    木陰にひっそりと咲くクリスマスローズなのでしょうか?
    花は、種類によって育て方が違います。与える栄養の時期や量も異なります。水の量に関しても、たっぷりと必要な場合と、やり過ぎてはいけない場合があります。
    自分という花を理解していれば、自分にとって一番良い条件で栄養や水をとることができます。
    自分にとって一番良い条件とは…、何でしょうか。 
    勉強の取り組みとして置き換えた時、自分は毎日こつこつ積み上げるタイプなのか…、それとも、集中的に取り組むタイプなのか…、静かな空間が良いのか…、音楽を聴きながら取り組むのが良いのか…。
    自分の学習スタイルを見つける、ということにも置き換えることができます。
    学年が上がれば、やる内容も増えます。増えても大丈夫なように、自分のやり方を身につけて低学年から鍛えておきましょう。
    ぜひ、4月からの自分は、どのように過ごしてきたか。自分自身に問いかけてほしいです。中高生の間にしっかりと自分探しをしてください。
    夏休みに入る前に、自分の今の生活を見つめ直しましょう。

    6年生のみなさんは、いよいよ正念場です。
    自分の進路を実現するために、悔いのない時間の過ごし方をしてください。
    「今しかない!」との思いで、受験本番に強い自分を、作り上げてください。

    二つ目は、公共の場での「マナー」についてです。

    最近、電車内での荷物の置き方や、乗車態度についての苦情の電話やメールをいただきます。狭い空間で、大きな荷物をどうすればよいか…。
    公共の場は自分だけの空間ではありません。自分ひとりであろうが、友達と一緒であろうが、「周りの人に迷惑をかけていないか」を立ち止まって考えることが大切です。友達と一緒の場合は特に、話し方や立ち方など、持っている荷物も含め、どうするべきかを意識しましょう。集団で行動すると、ついつい気持ちも大きくなりがちですが、友達同士、お互いに声を掛け合って、気持ちよく乗り合わせてください。
    大切なのは、「周りの人に迷惑をかけていないかを立ち止まって考えること」です。このことを心にとめて、行動をしてください。


    三つ目は、夏休みの過ごし方についてです。
    猛暑が予想される夏休みの過ごし方として、「あきらめない心」を持って過ごしてほしいです。「暑いから〇〇しない」「どうせやっても変わらないからやらない」など、あきらめモードではいけないということです。

    上智大学名誉教授の渡部昇一(わたなべ しょういち)さんは、『自分の品格』という本の中で「できない(やらない)理由を探すことなく、志を保ち、自分で自分を尊敬できる人間になれ」と述べています。
    人生は選択の連続だという通り、日常のささいなことから、人生を左右するような大きな選択までたくさんあります。せっかく選んでも、自分の意に反する結果に終わることもあります。やり直しができる小さな選択なら、たとえ失敗しても余り気にすることもないですが、あまり気が乗らない、やりたくないことを前にすると、どうしてもやりたくない理由を探して断ろうとします。
    一方で、やりたいのだけれど自信がないし、失敗するのが恐いからという理由でやれない理由を探すということもあるかもしれませんね。
    渡部さんは、そういう消極的な生き方では、人生が開けないし、運をつかむこともないと言っています。今は少し難しくて、できないかもしれないけれど、「いつか必ずやる」という気持ちを持って努力を続ければ、それがいつしか、その人の顔に表れてきて「品格」となる、と説いています。小さな目標でも、大きな目標でも、どっちみち苦労はするのだから、高い目標を持ち、志を保ちながら毎日を過ごしていけば、必ず「天から助けのロープが下りてくる」と言っています。
    少々困難であっても、簡単に投げ出さない「あきらめない心」を持って、
    部活に、課外に、様々なことに取り組んでほしいと思います。

    以上、
    今学期が始まってからの自分を振り返ってほしいこと。
    公共の場での「マナー」のこと。
    夏休みの過ごし方について、話しました。

    夏休みが明けて、8月27日、さらに成長したみなさんに会えることを楽しみにしています。有意義な夏休みを過ごしてください。

  • 2018年06月27日《校長コラム》6月27日

    6月10日(日)に休日返上で、授業と部活動を公開(翌日月曜日が代休)しました。大雨が予想される中、予報に反して午後の部活動も外で活動ができるほどで、天候にも恵まれ、無事に終えることができました。ご来校された方々は、総勢363名。250名の予想を大きく上回り、多くの方々に授業や部活動を見学していただきました。小・中学生だけでなく、一般の方々、在校生の保護者様など様々なお立場の方々に見学いただいたのは、今回の目的の一つでもありました。百聞は一見に如かず、まず学校に来ていただいて、見ていただくことが、どのような学校かを知っていただく近道と考えております。今後とも本校の活動にご理解をいただき、7月に行います「バザー」にも是非お越しいただければと思っています。

    6月15日(金)から24日(日)の10日間、フィリピンからPAREF Woodrose Schoolの生徒(高校生)が14人と引率の先生2人をお迎えし、交流を深めました。今年で4回目になります。毎年、日本滞在の最終日はホストファミリーとの別れを惜しんで、涙のお別れです。短期間の交流ではありますが、全校集会に始まり、授業や行事、ホームルームバディーやホストシスターなどでの関わりを通して、多くの生徒たちが交流を体験します。中学2・3年生もフィリピンの文化に触れたり、3年生は自分たちが遠足に出かけた「奈良の様子」を英語でプレゼンテーションしたりしました。PAREF Woodrose Schoolの来校は、本校の生徒にとって、とても良い国際交流の機会になっています。
     
    6月22日(金)は、「ヨゼフィンピック」と称した体育祭が行われました。14名のWoodrose生も、一緒に参加しました。梅雨の真っただ中に、22日だけはしっかりと晴れ、天候を心配することなく行うことができました。参加されたみなさん!お疲れ様でした。
     
    6月26日(火)・27日(水)とアフリカのシエラレオネから二人のシスターが来校されました。シスター吉田とシスターエリサ(シエラレオネの学校の校長先生)です。26日にはシスター方を囲んでの座談会を、27日は集会を開き、昨年度のウォーカソンで集められた寄付金を直接お渡しすることができました。
     
    6月も様々な取り組みと出会いがありました。その時々の出会いは、きっとこれから生きていく上での糧になることでしょう。このような機会は、一期一会です。生徒のみなさんはこのことを心にとめて、これからの出会いや関わりを大切にしていってください。

  • 2018年05月28日《校長コラム》5月21日

     5月21日(月)に全校集会を行いました。この日は、5月19日~6月3日が「みえ国際ウイーク」ということもあり、生徒の活動報告や海外大学に進学した卒業生に話してもらいました。
     まず、第8回(2017年度)ESD国際交流プログラムに参加した6年生の永倉さんが、インドネシアでの研修の様子についてプレゼンテーションを行いました。続いて、ユネスコ加盟校として活動している環境調査について5名の調査員がプレゼンテーションを行いました。
     本校は、ユネスコスクールに加盟して3年目を迎え、持続可能な世界を考えて様々な活動を行っています。その中で、有志の生徒が自主的に活動し調査しているのが、学校の近隣にある尺目池の水質調査や校庭にある植物調査、そして雲調査です。昨年からの取り組んできたデータを分析し、そこから読み取れることを発表してくれました。これらのデータはGLOBEに送信されます。GLOBEとは、世界中の児童・生徒・科学者などが、環境観測や情報交換を行うプログラムで、相互に協力しながら環境への理解を深めます(昨年度より文科省よりGLOBEプログラムモデル校として認可)。細々と調査を続けていくことで見えてくるものがあるようです。今後の調査結果の発表が、楽しみです。
     ESD国際交流プログラムに参加した6年生の永倉さんの発表も、調査隊員の発表も、自主的な活動の報告としてとてもすばらしいものでした。生徒の皆さんに与えられているすばらしい才能が開花されるこの一瞬が、私はたまらなくうれしいです。今日発表してくださった人たちに刺激を受けて、多くの人たちが「自分も・・・」と何かに挑戦してくれることを願っています。
     また、昨年度アメリカの大学に進学した卒業生2人が、アメリカの大学に進学するための過程とアメリカでどのような生活を送っているか、貴重な体験談を話してくれました。

     そして、今回の集会で聞いた報告内容を受けて、将来の自分をイメージし、自分の生き方を全校生に書いてもらいました。提出された感想の中からいくつか紹介します。

    〈中学生〉 
     ・最初は大変だったとおっしゃっていましたが、慣れてくると「楽しい♪」!私もそうやって学校生活を送りたい。
     ・私も先輩方のように英語の勉強がしたくて、この学校に入学しました。私もこの先輩方を見習って、自ら英語の勉強を頑張りたいと思います。
     ・私達はふだん授業の一つとして英語を勉強しているけれど、それを充分に活かしている姿をすばらしいと感じました。私も、英語を十分に使える職業に就けるようにこれからしっかりと勉強しようと思いました。

    〈高校生〉
     ・常に新しい知識を蓄えることを心がけながら生きていきたい。
     ・自分の強みを探して、深めていけるように生きていきたい。
     ・どんな職に就いても、必要とされる人間になれるよう、色々な経験をし、色々な人脈を作って自分を高めようと思います。
     ・海外大学へ進学した先輩達のように「自分の選択に後悔はない」とはっきり言える人間になりたい。

     ヨゼフ生の皆さん、皆さんにはたくさんの可能性が秘められています。ヨゼフで学ぶ様々なことをぜひ繋げることで、大きな力、多くの実りを手に入れてください。皆さんのますますの活躍を祈っています。

  • 2018年04月23日《校長コラム》4月23日

     今年度から校長に就任し、慌ただしい中、新年度がスタートしました。4月7日に新入生を迎え、9日の始業式において学園の今年度の目標を全校生に伝えました。

    「Making Tomorrow Together ~繋げる~」

    本校は、来年度創立60周年を迎えます。今年度は、60周年に向けて準備をする年でもあります。時代の流れに乗りながらも、これまでの伝統を大切にし、その中に新しい息吹を吹き込んでいかねばならないと感じています。その時に大切にしたいことは、今、学んでいることを繋げることです。授業での学びが授業だけのことに終わっていないか…体験は体験で、日頃の学習と無関係で…それではよくないと思います。明日をつくる生徒の皆さんには、出来事や目の前にあるものを関係付けて見てみるなど、人との関わりも含め、関係性を感じ、考えられる人であってほしいと願っています。
     
     4月19日・20日、私は新1年生と宿泊研修に出かけました。2日間とも天候に恵まれ、雲一つない青空の下、生徒たちは仲間づくりを目標に陶芸を楽しんだり、スポーツを楽しんだりと親睦をはかり、また団体行動に必要なマナーなどを学びました。この宿泊研修で感心したのは、スポーツ大会での応援している姿です。自分のクラスの仲間は当然のことですが、他のクラスに対しても「みんな、頑張れ!!」と声援を送り、また調子の悪い子にも声をかけながらクラスのみんなで頑張ろうとする光景は、とても素敵でした。短時間の中で、みるみる仲間意識が強くなっていきました。明るく元気な姿の中に、周囲を思いやろうとする空気が広がり、ふと空を仰ぐと、真っ青な空が広がり、みんなが一つに感じられました。
     真っ青な青空は、63期生の前途を祝福してくれているようでした。

     いよいよ今週から、平常の授業となります。また各学年、担任の先生との面接が始まります。素直な心で自分に向き合い、担任の先生に心を開いて面談をしてください。

  • 2018年03月12日《校長コラム》3月12日

     昨日3月11日は「3.11」といわれ,東日本大震災から早7年の月日が流れています。あの頃小学生になったばかりの人は,もう中学生ですし,中学生だった人は,大学生になっています。しかし,愛する大切な方をなくされたご家族にとっては,この7年というときはながれていても,なかなか受けとめがたいものがあり,心の傷はそう簡単には癒されるものではないでしょう。物質的な復興は目に見える形で確認できますが,心の傷はうまく言葉に表現できないまま,ずっとその方の心を占めているのではないでしょうか。

     「3.11」の記念日にあたり,私たちにもできることはあるのです。
    お会いしたこともありませんし,お名前すら知らないたくさんの残された人々の心に,安らぎと希望の種が蒔かれますよう,心を込めて祈りましょう!どんなに遠く離れていても,祈りは時空を超えて届きます。些細なことのように見えても,祈りの力は人間の力を超えたことを実現することができます。私たちにできることは,「祈り続けていく」ことです。

     「3.11」がもたらしたことのうち,とても大切な全世界へのメッセージがあります。それは私たちが大切だと思い込んでしがみついていた価値までも,あの大洪水で押し流されたということです。
    その価値とは,わたしたちの心を占めている,「大きいことはいいことです。」「たくさんなことがいいことです。」「速いのはいいことです。」という「ものさし」です。もともとチョコレート会社のコマーシャルで使われた「大きいことは,いいことだ!」というキャッチフレーズから流行し,定着してしまった言葉です。
     そして,その逆の「小さいもの」「少数のもの」「ゆっくりなもの」を排斥してしまう傾向が,日常生活の中まで浸透することになってしまったのです。しかし「3.11」は今まで私たちが依存していた,「大きいこと」「多いこと」「速いこと」まで押し流してくれたように思います。「大きなお家に住み,たくさんの物を持ち,何でも思いどおりにスピーディーに動かせる」と思い込んでいた私たち人間のおごりを押し流してくれたのです。

     更地(さらち)になった今,人間にとって本当に大切なことは一体何なのかを問われています。「小さなもの」「少ないもの」「ゆっくりなもの」の中にも,私たちを育んでくれる心の栄養がたくさん含まれているようです。私たちは今,思い込みや固定観念を一度手放して,本物をじっくり見る機会に招かれているのです。そのご招待を受けるかどうかは,私たち一人一人にかかっています。皆さんのような新鮮で活き活きした感性をいただいているうちに,本物探しを試みていくことはとても大切だと思います。皆さんには感じて動く,心を動かす,感動する感性が豊かに与えられているのです。それを使わないうちに干からびることのないように” Sense of Wonder “,感性を活かしていきましょう。「3.11」には従来のものを違ったアスペクトから見直す感性を目覚めさせる問いかけが秘められているようです。

  • 2018年03月01日卒業生へのメッセージ

     弥生、3月の声を聞き、今日高等学校卒業式の日を迎えております。

     57期卒業生の皆さん・・・、今日、皆さんは一人一人、ご臨席の皆様方に見守っていただく中、「高等学校卒業」という一つの大きな節目へのゴール・インを成し遂げました。 本当におめでとうございます!
    Congratulations !! You really made it !
     卒業生はセントヨゼフの宝です。今、卒業証書を手にされた皆さんを加えますと、総勢7762名・・・・何と約7800名のヨゼフの宝石が、この地球上のどこかで、その明るい輝きを放っているのです。
     そして皆さんは、もうすでに気づいていますように、このゴール・インは、一つの大きな節目であると同時に、それはまた次の新しいステージへのスタートでもあります。

     今、皆さんの心の中には、どんな想いが渦巻いているのでしょうか。バイタリテイに富んだ57期生らしく、どんなことにも負けない明るさと力強さで、あらゆることにチャレンジし、あなたがいただいている使命(mission)の実現に向けて、大きく羽ばたいていかれるよう、皆さんに期待し、心から応援しています。

     私にとりまして、最後に皆さんにお伝えしておきたいことは何かしら・・・と、あれこれと想い巡らせておりました。そして私が行き着いた点は、とてもシンプルで、実はいつも私が繰り返し、皆さんにお話ししていた一点に落ち着きました。

     それは、「生命の誕生は奇跡です」ということです。
    そう、生命の誕生はmiracleなのです。Miracle奇跡とは、常識で考えては起こり得ない不思議な出来事や現象を指します。生命は「あるべくしてある」当たり前のことではなく、超自然的な働きによって起こる不思議な現象なのです。

     皆さんによくお話しした、遺伝子工学の村上和雄先生が名付けられた、サムシング・グレート(人間を超えた偉大なる存在)を覚えていますか。

     私から皆さんにお勧めしたい一つのこととは、この” Sense of wonder “「神秘さや、不思議さに目を見はる感性」で、これをいつも心のどこかに留めておいていただきたいということです。
    ” wonder land “は不思議の国のアリスでお馴染みですが、”wonder “には「不思議な」や「驚くべき」や、あるいは「すばらしい」や、「みごとな」など、様々な意味があります。

     そして、そこからの派生語に「wonder」と「full」が一つになった” wonderful “ということばがあります。
    It’s so wonderful ! 「それって、すてきね」と、「すばらしい」「ワクワクする」「ドキドキする」ように心動かされることは、感動することにつながっていきます。「感動」も感じて動くと書きますね。何が動くのでしょう・・・それは心です。感じて心が動く、感性の次元のことなのです。ヨゼフの卒業生である57期生の皆さんには、この驚きや、すばらしさに敏感な感性を磨き続けていっていただきたいと切に願っています。

    「当たり前よ」
    「そんなこと、わかっているわよ」
    「人生、どうせこういうものよ」・・・などと、知ったかぶりをすることなく、新鮮な眼差しで「どうして?」「なぜ?」・・・と、「Why?」を問い続ける姿勢を大切にしていっていただきたいと望んでいます。

     「生命」、そして「人が生きる」ということは、知れば知るほど深遠で奥深いものがあります。科学者の第一人者である村上和雄先生は、「生命」の深遠さ、その奥深さに触れ、人間に、また自然を超えた存在に思いを馳せておられるのです。本物の科学者が行き着いた先は・・・「不思議さ」や「驚き」だったのです。

     そんな尊い「生命」を授かっている私たち一人一人は、ワクワク、ドキドキしながら、その不思議さ、すばらしさを日々生きていきながら、この真実を少しずつ、少しずつ実感していくのです。

     その道すがら大切なのが、” Sense of wonder “「神秘さや不思議さに目を見はる感性」なのです。この感性は磨いていないと、すぐに鈍ってしまうものなのです。

     日々出逢うことがらを、当然と受けとめていくのではなく、新鮮な眼差しでワクワク、ドキドキしながら、そのすばらしさに気づける感性を大切にしてまいりましょう。そうすると、そこで出逢う驚きや不思議さは、当たり前ではなく「有り難いこと」として受けとめられ、感謝の念も湧き起こってくるようです。そして感謝できる人は、喜びに満たされていくのです。

     大自然の営み、四季折々の移り変わり、人々との触れ合い・・・それらを当然と受けとめるのではなく、” Sense of wonder “の眼差しで見つめていく時、今まで見過ごしていたものの姿が見えてくれるかもしれません。
    命、心、愛など・・・目には見えない感性は、ヨゼフの卒業生のすばらしい特質なのです。

     最後に「Alma(アルマ) Mater(マーター)」についてお話しし、私の57期生を送る言葉を締めくくりたいと思います。
    アルマ・マーターは文字通りラテン語の「慈しみ深い母」という意味から「母校」という意味で使われます。皆さんの「アルマ・マーター」はセントヨゼフですね。私たちは慈しみ深い、暖かいマリア様のこころで皆さんが母校を訪ねてくださる日を、今から心待ちにしています。ヨゼフの丘の上にたたずむ白い雪のマリア様のお姿は、「アルマ・マーター」あなたの母校のシンボルです。ご家族やお友達、先生方の愛を受けて、ここまで成長できた自分自身を信じて、感謝のうちに輝く笑顔で大きく羽ばたいていってください!あなたの「アルマ・マーター」、母校はいつでもあなたの” Home Coming “を楽しみにして待っています。

     57期生、76名の卒業生の皆さん、あなたにしかできない、あなたに託されている使命(ミッション)の実現に向けて、新しいステージへの出発です!

  • 2018年01月15日《校長コラム》1月15日

     先週末13日,14日と二日間にわたり,全国でセンター試験が実施されました。年末,年始も登校して,仲間と一緒に全力を尽くして受験勉強をがんばっていた6年生が,落ち着いて持っている力を充分発揮できますようにと,皆で祈ってきましたね。
     6年生は今日早速自己採点をして,次の二次試験対策の準備をしていきます。3月の最終結果に向けて,まだまだ気を引き締めていかなくてはならない日々が続きますが,一日一日を大切に,悔いのない日々を過ごして,目指す目標に向かっていってください。私たちは続けて,6年生の皆さんのために祈ってまいりましょう。

     試験や試合,コンテストなどは,穏やかな日常性から脱出して,集中力や緊張感の中で自分自身と向き合う機会をもつことになります。チャレンジする苦しさもありますが,自分自身を信じて鍛えていく,絶好のチャンスでもあります。辛さや困難を乗り越えていくことで,一回りも二回りも成長している自分に出逢うことになるでしょう。
     「若い時の苦労は買ってでもしなさい」と言われています。いろいろな意味で人生の成長期に立っている皆さんには,シスター渡辺の著書のタイトル『面倒だからする』のように,どんな時にも前向きの姿勢で生きていってほしいと心から願っています。難しい事や,面倒なことを投げ出さずに直面する人は,ある意味で「自立」の最短コースを歩んでいるのではないでしょうか。いろいろな新しい体験に挑戦することで,今まで気づけていなかった自分自身の新しい面に出逢っていけるといいですね。

     新しい体験の一つとして,中学1年生から3年生までの皆さんは体育の時間に「空手」を習っています。ミッションスクールで,しかも女子校で「空手」を導入している学校は,全国でも珍しいので,『武道』という月刊雑誌から取材を受けまして,5ページにわたるセントヨゼフの記事が,この1月号に掲載されました。皆さんの空手の授業風景の写真も何枚か載っています。そのこと自体とても嬉しく誇らしいことなのですが,国境なき医師団の加藤会長の講演のときと同じように,実は『武道』をとおして,中村麻美先生の講演会を来たる2月1日に開催出来ることとなりました。この方はもう10年以上,月刊『武道』の表紙絵を描いておられる方です。日本の歴史の中のいろいろな人物の生き方を,日本武道館発行の大型絵本にまとめられ,今全国で絶賛発売中です。その絵本には「伝えたい日本のこころ」というタイトルがつけられています。
     現在のようにグローバルな世界であればある程,それぞれの国には受け継いできた「精神的遺産」というものがあります。それを大切にしていかなければ,本当の意味でのグローバル化はありません。世界は一つの人類として互いに受け入れ合って,平和な地球になっていくことは大切ですが,それぞれの国のユニークさや持ち味が消えてしまえば,それは味気ない融合体でしかなくなります。

     中村麻美先生には,日本の歴史の中のいろいろな人の生き方をとおして,日本文化がずっと大切にしてきたものは何だったのか,お話しいただくことになりました。何という偶然なのでしょうか,先生は津市のご出身なのです。そのような思わぬ関わりをいただき,私たちのセントヨゼフにお話しに来てくださることを,快くお引き受けくださいました。
     「空手」をしていなければ,雑誌『武道』の取材をいただかなかったら,決して実現しなかった出逢いです。出逢いはいつも不思議です。私たちを超えた方の導きを感じます。2月1日に,皆さんの心にどんな出逢いをお届けいただけるのか,今から楽しみにしております。

  • 2017年12月04日《校長コラム》12月4日

     12月に入りました。師走の気ぜわしさに巻き込まれないよう,2017年・・・この一年にいただいたたくさんの出逢いや気づきをもう一度思い起こしてみて,その一つ一つに「ありがとう!」と感謝の心を伝えられるといいですね。慌ただしく忙しい時期だからこそ振り返って,神様からいただいた私たち一人一人へのプレゼントを味わうひとときを大切にいたしましょう。

     神様からの贈り物と言えば,昨日12月3日はフランシスコ・ザビエルの記念日でした。1549年に鹿児島に上陸し,以後約2年間,九州,中国地方,そして近畿の各地でキリスト教を伝え,1552年に次の宣教地の中国大陸へ向かう途中,広東(かんとん)付近の小さな島で静かに生涯を終えています。

     志摩スペイン村にもザビエル城がありますが,フランシスコは城主の息子として何不自由ない裕福な生活を送り,夢多き青年でした。パリのソルボンヌ大学留学中に,同じスペインから来ていたイグナチオ・ロヨラに出逢います。そして彼の「たとえ全世界を自分のものにしたとしても,もし自分の心を失っていたら,どんな意味があるだろうか」との問いかけに応えて,二人はその後イエズス会という修道会を設立し,イエス様の愛の教えを知らせるため全世界に出かけていくことになるのです。

     フランシスコ・ザビエルは,日本の宣教の後,目指す中国を目前にしながら小さな孤島で生涯を終えましたが,アジアの国々への宣教の種はしっかり蒔かれていて,今も私たちは生命(いのち)をかけて私たち一人一人を大切にしてくださるイエス様の愛を知っています。468年前にフランシスコ・ザビエルが灯してくれたイエス様の私たちへの愛の灯は,確かに今もここ日本で燃え続けています。日本でもたくさんの殉教者が生命をかけて信仰を守り続けたのです。

     その神様からの贈り物の中で一番の贈り物は,私たちと同じ人間の姿で私たちのところへ来てくださった幼子(おさなご)イエス様です。そのイエス様をお迎えする時期advent(待降節)も昨日の日曜日から始まり,4週間のうちにアドベント・リースの4本のキャンドルの灯が一週間ごとに増えていきます。そしてイエス様は目に見える形ではなく,私たち一人一人の心に来てくださいます。それがクリスマスです!

     私たちがお正月に向けて一年の整理をしますように,クリスマスに向けてもイエス様に来ていただけますよう心の準備をしてまいりましょう。みなさんで行うクリスマス・キャロル合唱コンクールや,3限授業前の休憩時間のアドベント・リースの祈り(待降節の環の祈り)はクリスマスへのよい準備になりますので,「イエス様どうぞ私の心に来てください!」と心から願いを込めて歌いましょう。

  • 2017年11月20日《校長コラム》11月20日

     11月も半ばを過ぎ、冬将軍の訪れももうそれ程遠くない今日この頃です。皆さんは一週間後に後期試験を控えていますね。そんな折、「澄みきった冷たい空気の中、校内のあちらこちらで響く皆さんのクリスマス・キャロルの歌声が、何ともセントヨゼフらしい風物詩で、心温まる思いがします。」とコメントされる先生方の感想に私も100%同感です。

     いろいろな課題曲や自由曲を毎年繰り返し練習している皆さんは、自分でもびっくりする程たくさんのクリスマス・キャロルを覚えることになります。合唱コンクールで取り上げる曲はほぼクラッシックで、時代を超えて歌い続けられてきたイエス様の誕生を喜び歌う賛美歌です。ですからクリスマス・キャロルは単なる美しい歌ではなく、実はそれは「祈り」なのです。
     祈りとして一節一節の言葉の意味をよく味わって、今までも、そしてこれからもずっと歌い続けられていくこの古典音楽をより一層輝かせて歌うためのKeyとなるのは「祈りの心」です。
     幾世代に渡って、世界のあちらこちらで、皆さんと同じ世代の若者たちによっても歌い続けられてきたこのクリスマス・キャロルの伝統ある輝きを大切にしていきましょう!いろんな時代の、いろんな国の若者たちも共に声を限りに歌ってきたこのクラシックを、今皆さんも日本の三重という地で歌い続けているのです。時代や場所を超えてつながっていくのです。
     いろいろな学校で「合唱コンクール」を開催していますが、日本中で「クリスマス・キャロル合唱コンクール」を実施している学校はまれでしょう。もしかするとセントヨゼフだけかもしれませんよ。

     さて、先ほど私はKeyは「祈りの心」だと申しましたように、賛美歌として祈りの心で歌わないと、その歌声も歌詞も生きてこないのです。皆さんが歌うクリスマス・キャロルに息を吹き込み、その歌声にいのちを与えてくださるのは、次の聖書の一節です。
    ――ヨハネによる福音書3章16節――
     「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。」

     ここで言われる「世」というのは、私たち一人一人のことです。「独り子」はもちろんイエス様です。神様にとって何物にも代えられない、この上なく大切な存在であるイエス様のことです。信じがたいことですが、そんな大切なイエス様を私たちのために送ってくださったのです。それがクリスマスです。さまよい迷う人類に、生きる道、真理、生命を与えるためにイエス様を贈ってくださいました。
     その神様の私たち一人一人への大きな愛、慈しみをお祝いし、喜びのうちに感謝を捧げる賛美歌がクリスマス・キャロルなのですから、皆さんが力一杯それを歌う時、そこに神様からのすてきなプレゼントへの大きな喜びと、心からの感謝の想いがなければ、どんなに美しく歌い上げても、一味足りなくなってしまいます。

     中間試験が終われば、12月12日の「クリスマスキャロル合唱コンクール」を目指してまた練習が始まります。そして完成間近の仕上げへと持っていく時にも、この「喜びと感謝」の祈りの味付けを忘れないで完成させていってください。楽しみにしています。

  • 2017年10月16日《校長コラム》10月16日

     後期もスタートし,10月も半ば過ぎになりました。節目(turning point)ですので,今一度,今年度の学園目標を思い出してみましょう。

    “ Making Tomorrow Together ! “
    これは,2年後の創立60周年に向けての5年来の目標です。

    その大きなタイトルのもとに,2017年度は,
    Our history was written by all our graduates.
    Our future is being written by “ each one of us “ now !
    というサブ・タイトルを掲げました。

    「私たちの,これまでの歩み(歴史)は,たくさんの先輩によって書かれたものです。私たちの未来は”今”(Here and Now)私たち一人ひとりによって記されていくのです。」

     先日来,ヨゼフの生徒である皆さんが,いろいろな方面ですばらしい歴史を綴ってくださっています。とても嬉しいことです。
     さだまさしさん主宰の,“ボランティア・アワード”の銅賞:全国101校の中からセントヨゼフは3位に選んでいただきました。銅賞といいますのは「国境なき医師団」の会長賞にあたり,さだまさしさんの歌で小説や映画化された「風に立つライオン」の原型になった,国境なき医師団のお一人のお医者様の実話がベースになっています。ヨゼフの先輩方からの伝統を守って32年間という長きに渡ってずっと続けてきたウォーカソンの活動を高く評価してくださったのです。

     またつい最近,嬉しいニュースをいただきました。「模擬国連」の大会への予選に5年生の二人のチーム(永倉さんと江藤さん)がパスされました。もちろんこれから決勝戦に臨みますが,全国233チームのなかから86チームが本選に残っています。なかなか難しいトーナメントですので,本選へのチャンスをいただけたことだけでも驚くべきgood newsですね。

     ちなみに三重県からは,セントヨゼフだけが11月の東京・国連本部で行われる本選に出場します。セントヨゼフは三重県の一つの学校ですが,全国レベルに出ていきましても,ヨゼフの皆さんはそのすばらしさを発揮することができるのです。とても誇りに思っています。
     そしてそれは,取りも直さず,今(Here and Now)皆さん自身がセントヨゼフの歩みを綴っているのです。それはヨゼフの歴史として記録されているのです。皆さん一人ひとりがヨゼフの歴史の主人公であることを忘れずに,いつも “ Do my best ! でchallengeしていきましょう。

     今日から19日まで,中学3年生は4日間の研修旅行に出発しました。旅の安全と実り多い研修になりますようにお祈りしましょう。