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  • 2017年12月04日《校長コラム》12月4日

     12月に入りました。師走の気ぜわしさに巻き込まれないよう,2017年・・・この一年にいただいたたくさんの出逢いや気づきをもう一度思い起こしてみて,その一つ一つに「ありがとう!」と感謝の心を伝えられるといいですね。慌ただしく忙しい時期だからこそ振り返って,神様からいただいた私たち一人一人へのプレゼントを味わうひとときを大切にいたしましょう。

     神様からの贈り物と言えば,昨日12月3日はフランシスコ・ザビエルの記念日でした。1549年に鹿児島に上陸し,以後約2年間,九州,中国地方,そして近畿の各地でキリスト教を伝え,1552年に次の宣教地の中国大陸へ向かう途中,広東(かんとん)付近の小さな島で静かに生涯を終えています。

     志摩スペイン村にもザビエル城がありますが,フランシスコは城主の息子として何不自由ない裕福な生活を送り,夢多き青年でした。パリのソルボンヌ大学留学中に,同じスペインから来ていたイグナチオ・ロヨラに出逢います。そして彼の「たとえ全世界を自分のものにしたとしても,もし自分の心を失っていたら,どんな意味があるだろうか」との問いかけに応えて,二人はその後イエズス会という修道会を設立し,イエス様の愛の教えを知らせるため全世界に出かけていくことになるのです。

     フランシスコ・ザビエルは,日本の宣教の後,目指す中国を目前にしながら小さな孤島で生涯を終えましたが,アジアの国々への宣教の種はしっかり蒔かれていて,今も私たちは生命(いのち)をかけて私たち一人一人を大切にしてくださるイエス様の愛を知っています。468年前にフランシスコ・ザビエルが灯してくれたイエス様の私たちへの愛の灯は,確かに今もここ日本で燃え続けています。日本でもたくさんの殉教者が生命をかけて信仰を守り続けたのです。

     その神様からの贈り物の中で一番の贈り物は,私たちと同じ人間の姿で私たちのところへ来てくださった幼子(おさなご)イエス様です。そのイエス様をお迎えする時期advent(待降節)も昨日の日曜日から始まり,4週間のうちにアドベント・リースの4本のキャンドルの灯が一週間ごとに増えていきます。そしてイエス様は目に見える形ではなく,私たち一人一人の心に来てくださいます。それがクリスマスです!

     私たちがお正月に向けて一年の整理をしますように,クリスマスに向けてもイエス様に来ていただけますよう心の準備をしてまいりましょう。みなさんで行うクリスマス・キャロル合唱コンクールや,3限授業前の休憩時間のアドベント・リースの祈り(待降節の環の祈り)はクリスマスへのよい準備になりますので,「イエス様どうぞ私の心に来てください!」と心から願いを込めて歌いましょう。

  • 2017年11月20日《校長コラム》11月20日

     11月も半ばを過ぎ、冬将軍の訪れももうそれ程遠くない今日この頃です。皆さんは一週間後に後期試験を控えていますね。そんな折、「澄みきった冷たい空気の中、校内のあちらこちらで響く皆さんのクリスマス・キャロルの歌声が、何ともセントヨゼフらしい風物詩で、心温まる思いがします。」とコメントされる先生方の感想に私も100%同感です。

     いろいろな課題曲や自由曲を毎年繰り返し練習している皆さんは、自分でもびっくりする程たくさんのクリスマス・キャロルを覚えることになります。合唱コンクールで取り上げる曲はほぼクラッシックで、時代を超えて歌い続けられてきたイエス様の誕生を喜び歌う賛美歌です。ですからクリスマス・キャロルは単なる美しい歌ではなく、実はそれは「祈り」なのです。
     祈りとして一節一節の言葉の意味をよく味わって、今までも、そしてこれからもずっと歌い続けられていくこの古典音楽をより一層輝かせて歌うためのKeyとなるのは「祈りの心」です。
     幾世代に渡って、世界のあちらこちらで、皆さんと同じ世代の若者たちによっても歌い続けられてきたこのクリスマス・キャロルの伝統ある輝きを大切にしていきましょう!いろんな時代の、いろんな国の若者たちも共に声を限りに歌ってきたこのクラシックを、今皆さんも日本の三重という地で歌い続けているのです。時代や場所を超えてつながっていくのです。
     いろいろな学校で「合唱コンクール」を開催していますが、日本中で「クリスマス・キャロル合唱コンクール」を実施している学校はまれでしょう。もしかするとセントヨゼフだけかもしれませんよ。

     さて、先ほど私はKeyは「祈りの心」だと申しましたように、賛美歌として祈りの心で歌わないと、その歌声も歌詞も生きてこないのです。皆さんが歌うクリスマス・キャロルに息を吹き込み、その歌声にいのちを与えてくださるのは、次の聖書の一節です。
    ――ヨハネによる福音書3章16節――
     「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。」

     ここで言われる「世」というのは、私たち一人一人のことです。「独り子」はもちろんイエス様です。神様にとって何物にも代えられない、この上なく大切な存在であるイエス様のことです。信じがたいことですが、そんな大切なイエス様を私たちのために送ってくださったのです。それがクリスマスです。さまよい迷う人類に、生きる道、真理、生命を与えるためにイエス様を贈ってくださいました。
     その神様の私たち一人一人への大きな愛、慈しみをお祝いし、喜びのうちに感謝を捧げる賛美歌がクリスマス・キャロルなのですから、皆さんが力一杯それを歌う時、そこに神様からのすてきなプレゼントへの大きな喜びと、心からの感謝の想いがなければ、どんなに美しく歌い上げても、一味足りなくなってしまいます。

     中間試験が終われば、12月12日の「クリスマスキャロル合唱コンクール」を目指してまた練習が始まります。そして完成間近の仕上げへと持っていく時にも、この「喜びと感謝」の祈りの味付けを忘れないで完成させていってください。楽しみにしています。

  • 2017年10月16日《校長コラム》10月16日

     後期もスタートし,10月も半ば過ぎになりました。節目(turning point)ですので,今一度,今年度の学園目標を思い出してみましょう。

    “ Making Tomorrow Together ! “
    これは,2年後の創立60周年に向けての5年来の目標です。

    その大きなタイトルのもとに,2017年度は,
    Our history was written by all our graduates.
    Our future is being written by “ each one of us “ now !
    というサブ・タイトルを掲げました。

    「私たちの,これまでの歩み(歴史)は,たくさんの先輩によって書かれたものです。私たちの未来は”今”(Here and Now)私たち一人ひとりによって記されていくのです。」

     先日来,ヨゼフの生徒である皆さんが,いろいろな方面ですばらしい歴史を綴ってくださっています。とても嬉しいことです。
     さだまさしさん主宰の,“ボランティア・アワード”の銅賞:全国101校の中からセントヨゼフは3位に選んでいただきました。銅賞といいますのは「国境なき医師団」の会長賞にあたり,さだまさしさんの歌で小説や映画化された「風に立つライオン」の原型になった,国境なき医師団のお一人のお医者様の実話がベースになっています。ヨゼフの先輩方からの伝統を守って32年間という長きに渡ってずっと続けてきたウォーカソンの活動を高く評価してくださったのです。

     またつい最近,嬉しいニュースをいただきました。「模擬国連」の大会への予選に5年生の二人のチーム(永倉さんと江藤さん)がパスされました。もちろんこれから決勝戦に臨みますが,全国233チームのなかから86チームが本選に残っています。なかなか難しいトーナメントですので,本選へのチャンスをいただけたことだけでも驚くべきgood newsですね。

     ちなみに三重県からは,セントヨゼフだけが11月の東京・国連本部で行われる本選に出場します。セントヨゼフは三重県の一つの学校ですが,全国レベルに出ていきましても,ヨゼフの皆さんはそのすばらしさを発揮することができるのです。とても誇りに思っています。
     そしてそれは,取りも直さず,今(Here and Now)皆さん自身がセントヨゼフの歩みを綴っているのです。それはヨゼフの歴史として記録されているのです。皆さん一人ひとりがヨゼフの歴史の主人公であることを忘れずに,いつも “ Do my best ! でchallengeしていきましょう。

     今日から19日まで,中学3年生は4日間の研修旅行に出発しました。旅の安全と実り多い研修になりますようにお祈りしましょう。


  • 2017年09月25日《校長コラム》9月25日

     久しぶりのメッセージは,何からお話ししようかと迷ってしまいます。それ程いろいろ嬉しいことがたくさんありました。セントヨゼフの生徒として,皆さん一人ひとりが精一杯全力を尽くして自分がいただいている力を発揮してくださったすばらしい結果が届いています。
     その中でも,さだまさしさん主宰の「全国ボランティア・アワード2017」での3位受賞は,予期しない大きなサプライズでしたね。30年余り皆さんが先輩から受け継いで,また後輩へと手渡していく「ウォーカソン」を認めていただき評価されましたことは,学園にとりましてもこの上ない喜びでした。皆さんがそれぞれの場でヨゼフの生徒として輝いてくださっていること・・・,そしてメディアがその価値を認めてくださり,連続して新聞紙上やテレビでヨゼフ生の活躍振りを報道していただけましたことも感謝ですね。

     そんな喜びに浸りながら秋の夜長に響く虫の音に耳を傾けつつ,皆さんがどんなにすばらしい存在かを思い巡らせてみました。秋はスポーツの秋,食欲の秋,勉学の秋と,いろいろ名づけられていますが,秋はまた「哲学の秋」でもあるからです。

     私が尊敬している筑波大学名誉教授の村上和雄先生は,40年余り遺伝子研究に携わっておられます。その長きに渡る研究の中で村上先生はとても不思議なことを経験なさっています。
    遺伝子暗号というのは人間の体の設計図なのですが,先生が疑問に思われたのは「誰がこの遺伝子暗号を書いたのか」という大きな問いかけです。気が遠くなるような数字ですが,「32億の科学の文字を1gの2000億分の1に書き込んだのは誰か」というミクロの世界の探究です。人間はこのゲノム(Genom)遺伝情報を1950年代に読みとりました。書いた存在があったから読みとれたのです。書いたのは人間ではありません。人間が人間の遺伝子暗号,つまり設計図を書けるはずはないのです。

     村上先生は次のように語っておられます。
    「現代の私たちは,目に見えるもの,データ化できるもの,お金に換算できるものに価値を置いています。しかし人間にとって本当に大切なものは,目に見えないのではないでしょうか。愛情や心は目に見えません」
    そして次のように続けておられます。
    「金子みすずの詩に,
    『見えないけれどもあるんだよ。見えないものでもあるんだよ。』
    という詩がありますが,目に見えないものの価値をおろそかにしているのが今の世相ではないでしょうか」
     また,村上先生は,目に見えないものの働きについて,「サムシング・グレート」(Something Great)という言葉を使っておられます。
    「そして,私たち一人ひとりの中に「サムシング・グレート」としか呼べない目に見えない不思議な働きがあり,私たち一人ひとりのDNAの設計図を書いたのは人間ではなく,実はこの「サムシング・グレート」なのです」と,科学者の観点から名づけておられます。

     静けさと落ち着きを取り戻せる秋の夜長,この「サムシング・グレート」の種を,皆さんの心の庭に蒔いてみてはいかがでしょうか。

  • 2017年07月10日《校長コラム》7月10日

     今年のバザーも,たくさんのお客様をお迎えしてすばらしい一日となりました!!1年生から6年生までの皆さんがそれぞれの持ち場を汗だくになりながら一生懸命「おもてなし」の心で尽くしてくださっている姿は,ヨゼフ生らしさを100%発揮して輝いていました。幸いけが人や病人や,事故もなく,無事に終われましたことは何よりで,ただ,ただ感謝ですね。全校生徒の皆さんと先生方,事務所の皆さんに,そしてもちろん神様に心からの「ありがとうございます!」を申し上げたいと思います。その上,このバザーには保護者の方々からの寛大なご寄付や,ご奉仕(駐車場係や炭火おこし,また保護者コーナーでのご活躍etc.・・・)がありましたことも忘れてはならない「ありがたい」ことですね。
     このヨゼフの輪は,まだまだ広がりを増していきまして,実は卒業生や,卒業生保護者の方々からの毎年のサポートもあるのですよ。卒業後も,ヨゼフを支え続けてくださっている存在をいただいている私たちは,何と幸せなことでしょう!

     学園会の皆さん,そして何より中心となって企画から当日まで,ずっと・・・ずっと細やかに心を砕いて準備してくださっていましたバザー委員会の皆さん,お疲れ様でした!どの行事もそうですが,企画通り,予定通りに進行するとは限りませんから,その場,その場で臨機応変に決断していく必要があります。バザーは特にお越しくださったお客様とのコラボレーションですから,この判断と決断に迫られます。実行委員長をはじめ,皆さんの協力がすばらしい一日に仕上げてくださいました!おめでとうございます!

     毎年感じることですが,今年もたくさんの卒業生が,元気な姿を見せてくれていましたね。成長した卒業生の笑顔は,ヨゼフにとって何より嬉しいことですね。皆さんがまだ知っている先輩はもちろん,今年も1期生,2期生,3期生,29期生,45期生など,バザーを通してたくさんのヨゼフのリユニオン(reunion)・再会の輪が花開いていました。私がいつもお話しするAlma Materアルマ マテル(母校)の意味がここにあります。

     ヨゼフは皆さんにとって,単なる出身校ではありません。Alma Materアルマ マテル(母校)なのです。ヨゼフは卒業後も,どんな時でも訪れることができる場です。将来皆さんがいつでも,どこにいても,お母さんを懐かしく思う心のようにヨゼフを訪問してくださることを楽しみにしています。

  • 2017年06月26日《校長コラム》6月26日

     本年度のヨゼフィンピックも,実行委員の皆さんのリーダー・シップのもと,「生徒主体」のすばらしい一日になりましたね。皆さん一人ひとりが力一杯プレーしている姿や,また声を限りに必死の声援も微笑ましく,ヨゼフ生全員で学年を越えて自分達の行事を盛り上げ,女子校生の底力をしっかり発揮できましたね。そんな皆さんを私は心から誇りに思っておりますし,とても頼もしく喜んでいます。女子校ならではの皆さんの活躍振りが輝いていました。平常授業では得られない,たくさんの体験からの学びをずっと心に留めておきましょう。

     6年生は最初の宣誓どおり,立派に優勝しましたね。6年生は翌日に学年会があり,その進路説明会で来春3月までの本番に向けて,いよいよスタートを切りました!ヨゼフィンピックでの団結力をますます伸ばしていきましょう。私たちも心を一つにして,全校でしっかり応援していきます!6年生がそれぞれの目標達成を目指して,自分自身との闘いに最後まで打ち勝てますように,ずっと祈り続けていきましょう。

    6年生の皆さん,
      Do your best !   I am sure that you can make it !

     受験生となりますと,とかく緊張感やストレスに直面せざるを得ません。できれば避けて通りたいものですが,来たものには逃げることなく直面してchallengeし,困難を乗り越えていくことによって,ひと回りもふた回りも大きく成長していくChanceとなります。

     最近大自然が教えてくれた「がんばり」をご紹介しましょう。
    私の日曜日のwalkingの道すがら,今年の空梅雨で田園のあちらこちらで地割れしているのに気づきました。いつもの水がはられた水田とは全く異なった光景です。私は「これは大変だわ!農家の方は早く水を入れなければ大変なことになるのに,気づいておられないのかしら。」と思いました。しかし経験豊かな方から次のように教えていただきました。
    「地割れは,稲が強く育っていくために必要なことなのですよ。地割れする程,水が不足してきた時に,稲は全力をあげて精一杯しっかりと根を張っていくのです。そして,これからの夏の日照りや台風にも,凛として立ち向かえる力を準備していくのです。今は困難に耐えて,強くなっていく時期なのですよ。」

     稲の生涯に,私たちが学ぶべき人生の縮図が垣間見られます。自然の営みの中には,私たち人間が倣うべき知恵がなんとたくさん秘められていることでしょう。

  • 2017年06月12日《校長コラム》6月12日

     先日6月1日に,高校生の皆さんは「文化講演会」を通して,翻訳家の鴻巣友季子(こうのすゆきこ)先生との出逢いをいただきましたね。中間試験を挟みましたので,皆さんにお伝えするのが遅くなっておりますが,今朝は鴻巣友季子先生と私の間で交わされた短いお便りを紹介しまして,ヨゼフ生のすばらしさを味わってみたいと思っています。あの後,直ぐに届きました先生からのお便りです。

    『高校講演会で貴校におじゃましました鴻巣友季子です。
    先日の講演では,これまでのなかでもとりわけ充実した時間を過ごさせていただき,ありがとうございます。高校生の年ごろの女性は一番多感で,人目を気にする傾向にあるのか,過去には,問いかけてもご自分から手を挙げてくれることはまずなく,こちらがあてても隣の生徒さんと笑い合っているだけで答えが出ないことも時々ございました。
    セントヨゼフ女子学園ではつぎつぎと手が挙がり,目を瞠るようでした。目から鼻へ抜けるような聡明さのみならず,普段からものごとを深く考える習慣が身についているとお見受けしました。真っ白な制服が脳裏に焼き付いております。』

     皆さんの興味を持って聴く積極的な姿勢は,見事でした!鴻巣先生にはヨゼフのすばらしさをしっかり味わっていただけましたね。私もとても嬉しく直ぐにお返事をお送りしました。

    『お便り,感謝のうちに拝読させていただきました。私共には身に余るようなコメントをいただきまして,とても幸せな心地を味わっております。ありがとうございます。なんと申しましても,私たちの生徒へのお褒めの言葉をいただきますと,もうそれだけで幸せになれるのです。親ばかそのものです。

     私が感心いたしましたのは,友季子先生のさり気なく講演先にお便りされる心くばりでございます。本来でしたら私の方から,直ぐにお礼状をお送りいたしますのが筋でございます。友季子先生のお人柄を垣間見させていただいた想いで,心がほんのり温かくなりました。ありがとうございます。

     Role Modelとしての友季子先生との出逢いは,ご専門分野の知識・知恵のみならず,生徒たちにとりましては忘れ得ぬ ” input “ になっております。花開く折はそれぞれでしょうが,一人ひとりの” output “ が楽しみです。』

     数あるヨゼフの行事の一つを通して展開されました鴻巣先生と私との一コマです。私たちの人生には,このようにたくさんの予期せぬ出逢いが待っています。その出逢いに気づける人でいてください。

     さて,今日から中間試験の結果が返ってきます。
    試験はもう終わったのではなく,実はここからがスタートでしたね。
    「理解できていなかったこと」を理解できるよう,今日から努力していきましょう。

  • 2017年05月22日《校長コラム》5月22日

     5月も半ばを過ぎ,後半に差しかかりましたね。この若葉のつややかな美しい季節,それぞれのトーンの緑が醸し出す「いろとりどり」の緑の色模様に気づいていますか。色鮮やかなツツジの花がその若々しい緑を一層引き立ててくれています。

     5月はマリア様に捧げられていて,「マリア月」と呼ばれています。一年中で自然の美しさがあふれている5月。今月初めにいただいた修養会での神父様方のお話しの内容は,今も皆さんの心の中で輝いていますか。一人一人心に響いたことは異なっているでしょう。「正解は一つではありません。」一つのお話しでも,受けとめるあなたの心の状態で,あなたの心に残ることが違ってきます。神様からのメッセージは一色ではなく,新緑のトーンのように「いろとりどりの緑」となってあなたの心に届けられるからです。今朝はそのいただいたメッセージを,もう一度静かに思い出してみましょう。繰り返し,繰り返し味わうことによって,一度目には気づかなかったことも色合いを増してくるものです。マリア祭で皆さんが持ち寄ってくださった,文字通り「いろとりどり」のお花の鮮やかさも思い出してみましょう。何だかその香りまでよみがえってくる気がしませんか。今年から学園会の皆さんを中心に,放課後ご近所の方々にそのお花をお届けして喜んでいただけたことも,ハイライトの一つですね。

     現代は情報があふれていて,その流れもとても速いのです。私たちはせっかくいただいた心に響いている神様からのメッセージを味わうことを,とかく忘れがちです。時々自然の中で,「神様,あなたは私に何を伝えようとしてくださっているのですか。」と心で味わうチャンスを持ちましょう。長い時間をかける必要はありません。電車を待っている時とか,ほんの少しのスキマの時間を見つけてみましょう。

     私は出来る時は日曜日に,修道院から青少年野外センターまで”walking”の時を持ちます。ゆっくり歩きますので,往復1時間半位のコースです。
     その道すがら,季節の移り変わりを楽しみます。コースは田舎道を歩きます。今は田植えから2週間あまり経っていますから,苗も20㎝位に伸び,さわやかな風にそよいでいます。根がしっかりついた印ですね。「大きくなったね!」と声をかけて通ります。住宅街も通り抜けますので,庭先の季節のお花を楽しみながら歩きます。太陽の日差しを受けて,精一杯咲いている一輪一輪には,けなげな美しさがあり,パワーをもらいます。自然の中に戻ると心が和みますし,癒されますね。
     そんな散歩の中で発見したことがあります。小さな気づきなのですが・・・。田んぼに降り立つ白鷺は,3羽から4羽で群れをなして来ています。田植えが終わり緑の苗がそよぐ中に立つ白鷺の白さは,目を見張るものがあります。時折しか見ないのですが,青鷺も来ます。いつも1羽で来ています。こちらはあまり動き回りませんし,じっと孤独を満喫しているように見受けられるのです。同じ鷺仲間ですが,全く異なった習性を持っています。
     自然は私たちにたくさんのことを気づかせてくれます。皆さんもちょっと自然の美しさに気づけるチャンスを見つけてください。

  • 2017年05月08日《校長コラム》5月8日

     フィリピンのWoodroseの14人の生徒さん方も無事帰国され,10日間という短い期間にたくさんの思い出を残していってくださいました。皆さんはどれぐらい交わるチャンスを見つけられましたか。いつもChanceにChallengeしていきましょうね。
     同じアジアに属する国フィリピンには,タガログという有力言語もありますが,英語が公用語になっています。少しうらやましいと思いませんか。彼女達は自国のタガログ語と英語をbilingualに母国語として話せるのです。また私が驚いたことは,彼女達の中で何人もの人がシンガポールや香港,タイやマレーシア,台湾そして韓国と,アジアの隣国を訪ねたことを分かち合ってくださったことです。アジアの仲間として,いろいろなアジアの国の文化や歴史に触れているのですね。

     私たちが普段よく見る世界地図は,東にアジア大陸,西にアメリカ大陸があり,日本を中央に位置づけていますね。しかし地球はグローブ(球)ですから,いろいろな角度からの地球の見方があるわけで・・・,どこかで私たちの固定概念になってしまっている日本の世界での位置づけをしっかり見直していくことが大切になってきますね。

     5月4日の朝は6時のボートでセントレアに向かいますので,5:15a.m.が「なぎさ」でのお見送りの集合時間でした。この早朝のスケジュールにもかかわらず,全員 ” on time “ で最後のお別れのひとときを過ごしました。いつものように涙,涙のお別れです。
     そんな中でHost Familyになってくださいました保護者の方々ともお話しする機会をいただき,「いろいろ学ばせていただきました。とてもよい経験でした。」とお礼を言われました。「よかったですね。とても嬉しいです。」と私も感謝の気持ちで一杯になっておりました。

     そのうちの一人のお母様が,「本当に勉強になりました!お預かりしました生徒さんについて,感動したことがあります。彼女は自分の国についていろいろ分かち合ってくださったのですが,今のフィリピンの国の状況や政治について,またフィリピンの歴史についても本当に分かりやすく話してくれました。自分の国の将来についても,しっかり彼女なりの意見を持っているのです。感心してしまいました!」と言われ,そして一言つけ加えられたのです。
    「日本の若者たちも,自分の国について政治にしても歴史にしても,しっかり自分の意見も交えて,他の国の人に話せるといいですね。」

    このお言葉は,今も私の心の中でエコーのように反響し続けています。

     他の国の人々と交わる時に話せなくなるのは,単に英語力の不足だけではないようですね。自分の国の文化,歴史,宗教について,どれ程説明できるでしょうか。そしてあなた自身の意見を短くてもつけ加えられるとすばらしいですね。

     8月には,今度は日本からWoodroseへの訪問をすることとなります。この素晴らしいexchangeのプログラムを通して,たくさんの新しい気づきをいただけますようにと祈っています。

     今日から3週間,教育実習に来ておられる先輩方と一緒に過ごします。その先生方からたくさんのよい刺激とエネルギーをいただいて,皆さんも自分の使命(Mission)について自分に問いかけてみましょう!

  • 2017年04月24日《校長コラム》4月24日

     今年は随分長い間,校庭の桜を楽しませていただきましたね。クラブのお花見会や,中学1年,中学2年の“ランチ・タイム”を桜の木の下で・・・という皆さんの楽しそうな計画は,それを眺める周りの人まで幸せな気分にしてくださいました。私たちのセントヨゼフは四季折々の美しさを味わえる,自然に恵まれた学園です。5月には新緑の青葉,若葉のさわやかな緑に,眼も心も癒されることでしょう。

     さて,今年度も今日から全校で心を一つにしてご一緒に祈る「朝の祈り」がスタートします。私たち皆にとって大切な「ひととき」がこの朝の祈りの時間です。

     ヨゼフでは一日のスタートに,イエス様ご自身が「このように祈りなさい」と教えてくださった『主の祈り』を唱えます。また一日の終わりには,女性の一番素晴らしいロール・モデルでもあるマリア様を称える『アヴェ・マリア』を帰りのホーム・ルームで唱えます。ヨゼフでの一日は,祈りで始まり,祈りで締めくくられているのです。ここにもメリーちゃんとハリーくんが登場して「メリハリ」をつけてくれ,一日の時の流れを意味あるものにしているのです。メリーちゃんとハリーくんはいろいろなところで活躍していますね。

     こうして祈る習慣が身についている人,また私たちを取り巻く自然の美しさやそのエネルギーに気づいている人の,一日一日のキャンバスに描かれるイメージや色合いは,訳もなく忙しそうに一日を駆け巡っている人のキャンバスとは全く異なったものになっていきます。

     マザーテレサのお言葉の中に,
    「現代の人々は,余りにも忙しく走り回っていて,互いに微笑みを交わすひまもありません」という内容の厳しい問いかけがあります。
     私たちも訳もなく忙しさの渦の中に巻き込まれていないでしょうか。

     今日一日の流れの中に,周りの自然の美しさに気づく「ひととき」,私たちに「いのち」を授けてくださった方に感謝する祈りの「ひととき」,そして身近な人や周りの人に優しい”smile”を贈る「ひととき」を組み入れていきましょう。
     明日25日の夜,フィリピンのWoodrose校の生徒14名と先生方お二人が到着されます。心からの「おもてなし」の10日間にいたしましょう!