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  • 2011年11月28日《校長コラム》11月28日

    皆さんは、明日から第3回定期試験にチャレンジすることになっていますね。"Yes, you can do it! Try it!"でしたね。全力で直面してください。

    私は今朝少し、"Advent"についてお話したいと思っています。皆さんの中で何人の人が中央のトロフィーケースの辺りの変化に気づきましたか。すっかりクリスマスへ向けて準備が始まっていますね。

    馬小屋やマリア様やヨゼフ様の像はありますが、幼子イエス様の姿はまだ見つけられません。このイエス様の誕生を待つ4週間を「待降節」、Adventと呼んでいます。「待つ」そして降誕の「降」をとって「待降」…次の「節」はシーズンという意味ですから、今からの4週間は、人々に希望と平和をもたらすイエス様のBirthdayを待つ季節ということになります。4週間というのは、4000年前、約束の救い主を待ち続けたイスラエルの人々の切なる願いと祈りの期間の象徴です。今も世界で、どれ程、多くの紛争があり、人々が希望を失って生きているか、その現実を見ますと、今年もイエス様が来てくださるよう心を込めて祈る必要があるように思います。

    待降節、Adventは昨日の日曜日から始まり、教会のカレンダーはクリスマスへ向けて新しいスタートを切りました。私たちも祈れる仲間として、世界の平和を願って祈っていきましょう。2限と3限の間に、3分程の祈りの集いがあります。ぜひ参加してみましょう。次の授業の準備などで参加できない人も、トロフィーケースのところで祈っている人たちと心を合わせて、その時間は無駄な「おしゃべり」はやめましょう。

    では「待降節の祈り」をとなえて、希望と平和であるイエス様が、一人一人の心に来てくださいますようお願いいたしましょう。

    神よ、キリストの降誕を迎えるにあたって
    かたくなな私の心をあなたの光で照らし、
    悔い改めのふさわしい実を結ばせてください。
    私は、あなたの言葉を心の中に深く住まわせ、
    人々と助け合い、愛のわざを行うよう努めます。
    そして、私たちの心に、また全世界に、正義と
    平和の喜びが満たされますよう祈ります。

  • 2011年11月21日《校長コラム》11月21日

    この日曜日、この地域では「修成地区合同防災訓練」が行われました。雨天の場合は、セントヨゼフの体育館となっていましたが、幸い雨も上がり、9時に修成小学校のグラウンドに約520名の方々が集合しました。それからお昼まで各グループに分かれ、4つの体験学習をしました。

    1.三角巾の使い方、毛布と棒で作る担架
    2.地震体験(震度7の時は予想以上の揺れで、そのすごさは体験してみないとわからないようです)
    3.消火器の使い方
    4.AEDの使い方

    と、すべて実地訓練でした。セントヨゼフからも5名参加し、地域の方々と交流させていただきました。

    私は本部席の方で、市役所の責任者の方や自治会長様といろいろお話をする機会をいただきました。市役所の責任者の方は「私の妻はセントヨゼフ出身です」とか、自治会長様も「私の娘たちもヨゼフの卒業生ですよ」と、何か急にセントヨゼフのfamilyが花咲いた感じで、嬉しい出逢いをいただきました。たくさんの方々が「私の娘も…」とか「私の孫も…」と、セントヨゼフとのつながりを話してくださり、「セントヨゼフの生徒さんは、お行儀がよくて、いつも感心していますよ」とか「自転車も一列にきちんと並んで走っていますよ」とか「スカートも短くしないで、制服の着こなしがさわやかですね」と、次々お褒めのことばをいただきました。校外での皆さんの姿をしっかりと見守ってくださっているのですね。有り難いことです。そして、ヨゼフ生のプライドを持って行動してくださっている皆さん、ありがとうございます!そのあなたのヨゼフプライドが、あなたの後輩へと輪が広がっていくのです。今年は中学入試の出願期間が例年より早く、3週間後の12月12日から17日までとなっています。入学試験日は1月7日の土曜日です。たくさんのすばらしい皆さんの後輩が来てくれますよう、祈りましょうね。

    最後に大切なポイントをお話します。We are ヨゼフ生として、プライド(誇り)を持って行動できるかどうかの分岐点(分かれ道)は、「プライベート」と「パブリック」の違いを見極められるかどうかに、すべてかかっています。

    お家を出てから学校に来る間、そして学校を出てからお家に着くまでのすべての「スペース」と「時」は、「パブリック」です。公の場でのあなたの姿勢と振る舞いの中心はあなたではなく、そこに他の方々が共におられることに気づくことが大切です。そうすれば、声の調子、振る舞い、心づかいが違ってきます。

    一日のすべてを「プライベート」、自分中心の世界として塗りつぶしてしまう人はいつまでも自己中心で、他の方のための気づかいや心配りができない寂しい大人になってしまいます。あなたは、ヨゼフ生としてのプライドを持って、しっかり輝いていてください!

  • 2011年11月14日《校長コラム》11月14日

    カトリック教会では、11月を亡くなられた方々のために祈る月としています。私たちも先日、全校で追悼ミサをお捧げいたしましたね。その折、平野神父様は、聖書の「放蕩息子」のたとえ話を引用されて、私たち人間が「どこから来て、どこへ行くのか」…私たちには、いつも暖かい眼差しで見守り、待っていてくださる方がおられることをお話しくださいました。"Home Coming"として私たちを待っていてくださる存在があるのです。私たちには帰る家があるのです。

    家から遠く離れ、自由奔放に父親から受け取った財産を使い果たし、飢饉の中で生きる道を失って途方に暮れていた息子は、自分のいのちの源である自分の家族、家、そして何よりも愛情深い父親の眼差しを思い出し、家路につくのです。「そうだ、お父さんのところに戻ろう!」"Home Coming"ですね。

    同じようなエピソードが、"Amazing Grace"の作者にも起こっています。彼は、もとは人身売買…いわゆる「人買い」としてたくさんの黒人を奴隷船に乗せ売りさばく、人を人とも思わない冷酷な人間でした。ある時、その船が大嵐にあい今にも沈みそうになってしまったのです。その時、彼は生まれて初めて「神様、助けてください!」と叫ぶのです。そしてしばらくすると嵐はおさまり凪が訪れたのです。その後、彼の生き方はすっかり変わってしまいます。神様から遠く離れ、人を人とも思わない生き方から、人々のために尽くす生き方へ、神様の愛を伝える牧師になっていきます。その祈りの中で生まれた神様への感謝の心が"Amazing Grace"(驚くべき神様の恵み)として、今も全世界で歌い続けられているのです。

    今朝は、この"Amazing Grace"に耳を傾けながら、自分なりに一生懸命生きる私たちには、いつの日か暖かい眼差しで受け入れてくださる存在、そして家があることに心を留めてみましょう。3番の一節に"And grace will lead us home"「そして主の愛は、私たちを家路へと導いてくれる」という歌詞があります。戻る家と慈しみ深い存在が待っていてくださることを知った私たちは、恐れることなく、安心して、精一杯自分らしさを輝かせて生きていきましょう!

    シャルロット・チャーチが中1の皆さんと同じ年頃に歌ったCDです。

  • 2011年11月09日《校長コラム》11月9日

    明日、私たちは全校で「追悼ミサ」にあずかります。毎年行っている、セントヨゼフのこの特別な学校行事について、今朝は少し思い巡らせてみましょう。

    現在、「いのち」をいただいて生きている私たちと、他界され亡くなられた方々との関わりは、日本の文化の中にもしっかり根付いていますね。8月のお盆や春と秋のお彼岸が、その慣習として今も日本文化の一端として大切にされています。

    私たちの修道院がまだ京都にありました頃は、毎年8月16日の五山の送り火を楽しみにしていたものです。大文字、左大文字、妙、法、鳥居と、それはそれは美しい絵模様が夜空に輝いたのを、今でもくっきり思い浮かべることができ、とても懐しく思います。

    このように日本の文化の中にも、生きている私たちと亡くなられた方々とのすばらしい交流の時と場があるように、カトリック教会にも"All Saints"の次の日、11月2日を「死者の日」として記念し、ミサをお捧げいたします。

    明日のミサでは、まず皆さん一人ひとりの身近な方で亡くなられた方々を心に留めましょう。そして、学校全体の、ご家族、恩人、友人、そして今年は特に3.11東日本大震災で亡くなられた方々の、ご冥福をお祈り致しましょう。

    日に日に寒さが厳しくなり、海水も冷たく、潜水して、瓦礫の中からご遺体を探す作業も困難になってきています。来春暖かくなるまで、一端捜索を打ち切られるようです。8ヵ月経った今も、まだご遺体が見つかっていないご家族の辛さ、苦しさも心に留めて、心を合わせてお祈りいたしましょう。

    今年は特に東日本大震災によって、一瞬にして2万人にも及ぶ亡くなられた方々の無念を想う時、「生きていること」あるいは「いのち」について深く考えるようにと、私たちは呼びかけられているのです。

    いつもは体育館ですが、明日の第一体育館は、「いのち」をいただいて、こうして生きている私たち一人一人の生き方を深く見つめていく、特別な「場」になります。そして、また特別な「時」を全校で持つのです。そのような"Holy Ground"の「時」と「場」で、落ち着いた深い静けさを味わう集いに致しましょう。

  • 2011年11月02日《校長コラム》11月2日

    セントヨゼフ女子学園中学校を受験されるお嬢様をお持ちの保護者の皆様へ

    11月に入り、私立中学校の入学試験まで余すところ2ヶ月程になりました。受験生の皆さん、また保護者の皆様には、緊張感が増し、少しお疲れが出てくる頃かもしれません。大切なお嬢様の生涯のお幸せにかかわる非常に重大な決定をされる時期ですから、多くの選択肢のなかで心を砕かれるのは当然でございます。

    大切な選択の時期が迫って参りました今、その決定の一助となればと願い、私どもの教育方針についてお話し申し上げたいと存じます。まだ12歳のお嬢様にとって、ご自分の長い人生を展望して、今、ベストのことをご自身で選び取るのは至難の業かと思います。私は、保護者の皆様にまず学校の教育方針をご理解いただき、その意味や価値についてお嬢様とよく話し合っていただきたいと望んでおります。

    私立中学校を受験される第一の目的は、やはり着実に学力を付けて、大学進学に備えておきたいということであり、それをお望みになるのはごく当然かと存じます。私どもでは新コース(スーパーアドバンス)を立ち上げ、皆様のご期待に万全の体制でお応えする所存でございます。

    けれども、学力という第一目的だけで、私立としての特色がなければ、セントヨゼフの存在理由はないものと考えます。そこで私どもの教育の軸足となっている二つの価値観をご紹介させていただきたいと思います。これは他校様にはないものであると自負しております。

    ひとつの軸足は、カトリックの価値観に基づいた教育です。「ヨゼフは英語が強いよね」「ヨゼフは国際色豊かだよね」あるいは、「奉仕活動がさかんな学校だね」という評価をよくいただいており、目に見える結果としてセントヨゼフの特色となっています。この目に見える「実り」は、実は目に見えない「根」から「いのち」を汲みあげている結果なのです。その「根」とはカトリック校としての価値観です。カトリックとは「普遍的」という意味で、時空を超えて常に変わらない永遠の価値観に基づいた生き方を私たちに示しています。セントヨゼフの教育は、他者と積極的にかかわって生きる心豊かな女性、グローバルな視野をもって社会に貢献する女性、そのような「WOMEN for OTHERS」を世に送り出すことを目的としているのです。

    昨今の日本の若者は「内向き」の傾向があり、留学希望者も激減している現象が問題になっています。残念ながら世界への扉を閉じてしまっているのです。グローバルな時代が目の前に迫っているにもかかわらず、その大きな「うねり」に気づいていないかのように感じられ、私は日本の若者の将来を少々憂慮しております。カトリック学校が目指す他を受け入れ、他に開かれていく生き方とは、人々と共に、人々の中で人間が成長していくプロセスなのです。それはまさしく他者に向けて開かれた国際色豊かな教育なのです。そこには必然的にtool(道具)としての言語、英語が活かされて参ります。本校が英語教育に力を注ぐ理由はそこにあります。

    もう一つの軸足は、女子教育です。12歳から18歳までの6年間は、お嬢様の生涯の中で最も大切な時期になります。人間として成長していく過程の中で、思春期と呼ばれるこの時期をどのように過ごされるかが、その後の生き方を方向付けて参ります。この6年間は自分が女性であること、しかも「いのち」を宿し、育むという崇高な役割を担っていることに目覚めていく意味深い年月になるのです。

    私は決して共学を否定するものではありませんが、女性の能力の開発は、その特質を生かすことのできる場で行われるのがベストだと思っています。思春期まっただ中のお嬢様方に不可欠なのは、自己発見と自己確立ではないでしょうか。自分は誰なのか。自分に与えられたミッション(使命)は何なのか。自分自身の考えをしっかり持ち、それを発信して行動に繋げていくことができる頼もしい女性が、次世代には求められているのです。21世紀は女性の世紀と言われています。人生で一番大切な人格形成がなされる思春期を、どこで、どのように過ごすのかを選択することは、進学実績の優れた学校を選択していくことと同様に、とても大切なことではないでしょうか。

    お嬢様のお幸せを心から望まれる保護者の皆様、12歳のお嬢様への一番のプレゼントはなんでしょうか。お嬢様の人生をいろいろな角度から、長いスパンでお考えになり、中学校受験を考えていただければ幸いでございます。

    保護者の皆様が、お嬢様と「生き方」に関しましてよくお話ししていただき、一番意味のある選択、そして決定をなさいますようお祈りいたしております。

    気候不順の折、また寒さに向かう季節でもございますので、体調を整えて、ベストコンディションで入学試験に臨んでいただけますよう願っています。最後までお読みいただき、心から感謝いたします。本当にありがとうございました!

                                       感謝と祈りのうちに
                                       校長  シスター斎藤 翠