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  • 2012年02月20日《校長コラム》2月20日

    おはようございます。1月は「行く」、2月は「逃げる」、3月は「去る」と、この季節の時の流れの速さを表現していますが、そんな思いを実感する今日近頃ですね。

    今週末には前期日程の国公立入試もありますし、セントヨゼフでも次の新中学1年生のスタート・アップ講座があります。そして皆さんは、1週間後の第4回定期試験の準備のため、有効に時間を使ってチャレンジしていきましょうね。

    このように、スピーディーな時の流れの中でふと立ち止まり、皆さんに分かち合いたい一つの記事があります。18日(土)の新聞の第一面に掲載されていたものです。「思い出もピカピカ」というタイトルで、体育用のジャージ姿の中学生たちの輝く笑顔が光っていました。

    3月8日の卒業式を前に、愛知県犬山市犬山中学校の3年生230人が、2月17日、学校近くの木曽川で、3年間の感謝を込めて、机と椅子を洗っている光景には、思わず「冷たいでしょう!」と反応してしまいました。

    3年間、お世話になった机と椅子を、きれいに洗い流し、次の生徒にバトンタッチしていく、この犬山中学校の伝統行事は、もう63年間も続いていて、1949年に一人の女子生徒の発案で始まったとのことです。提案したその女子生徒もすばらしいですが、60年以上続いている、この中学校のスピリットにも心動かされるものがあります。

    17日の水温は2度で、過去11年の中でも最も冷たく、足を漬けるだけでも「痛い!」と感じる冷たさです。たわしやスポンジで一生懸命磨いている生徒たちは、「支えてくださった人たちに感謝をこめて磨きました」と誇らしげです。

    皆さん、とても寒いのに、またとても冷たいのに、この230人ががんばれる底力は何だと思いますか。230人はきれいになった机と椅子を使って勉強する後輩の嬉しそうな笑顔を思い浮かべながらがんばれたのではないでしょうか。人は、自分のためならやれないことも、この犬山中学校の生徒のように、後輩のために、他の方々に喜んでいただくために、がんばって乗り越えられる力を持っているのです。皆さんがいろいろな場で活躍してくださっているボランティア活動も、奉仕させていただく時、喜んでくださる笑顔が、あなたに力を与えてくださっていることに気づいていますか。

    犬山中学校の皆さんは、この奉仕の後、PTAの方々が準備してくださった熱いおうどんで体を温められたようで、何だかほっとしました。

  • 2012年02月06日《校長コラム》2月6日

    おはようございます。
    昨日2月5日は、日本26聖人の記念日でした。長崎の西坂で、イエス様への信仰を守り抜くために、皆さんと同じ年代の14才のトマス小崎も十字架につけられ、槍で刺し貫かれて、殉教していきました。彼は伊勢出身といわれています。そして今年は、その殉教者が1862年に聖人と認められてから150年になります。1549年、フランシスコ・ザベリオがキリスト教を伝来して以来、ここに日本の教会の礎が確立されたのです。

    ところで皆さん、この26人ですが、実は京都から長崎まで、薄い着物1枚で寒さに耐えながら、耳をそがれて血まみれになって歩みはじめた時は、24人だったことを知っていますか。この30日にも及ぶ苦しい旅に、道中2人の世話役がついていました。互いに支え合い、仕え合う殉教者の姿を見るにつけ、その生き方に心動かされて、自分達も証人(あかしびと)になっていくのです。

    「心を動かす」…そんな感動のエピソードは、現代の日本にもありますね。イエズス会のFacebookに載っていたお話です。場面は、東日本大震災の被災地、大船渡です。

    ~Facebookより抜粋~
    大船渡の津波の被害は、それは大変なものでした。しかし、震災翌日から、続々と日本だけでなく海外からも重装備の救援部隊が駆け付けてきたのだそうです。

    カトリック大船渡教会のある信徒は、朝、そんな部隊を運んできた大型バスに遭遇しました。すでに隊員は働きに出かけていて、運転手さん一人だったのですが、少し話してわかったことは、彼らにはカップめんが一人ひとつだけしか残っていない、という厳しい食料事情でした。彼女は急いで自宅に戻ると、あるだけのお米を炊いて、おにぎりを作り、それをバスまで持って行きました。

    夕方になって、一人の重装備の大男の兵隊さんが、大船渡教会を訪れました。彼は、朝のバスの部隊の隊長さんだったのだそうです。そして、神父様に今日の差し入れのお礼を言ってから、こう言ったのだそうです。

    「あなたがたの神様を拝ませてください」

    彼は重装備だったため、聖堂の中には入らず(大船渡教会は畳敷きのこじんまりとした聖堂です)、聖堂の入口で手を合わせると、ぶるぶると肩を震わせすすり泣き始めました…。いかつい、大男が、(彼にとっては)異教の神の前で。…朝から過酷な任務を通して彼が何を見て、何を感じたのか、知る由はありません。彼はしばらく祈ってから、帰っていきました。

    その部隊は、台湾から来た人たちのようだった、ということでした。
    ~抜粋 終了~

    皆さん、人間は自分の生き方で他の人の心を動かす、不思議な力を持っていますし、また人間は他の人の生き方で心を動かす、心のやわらかさも持っているのですね。