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  • 2015年09月07日《校長コラム》9月7日

     トルコの海岸の波打ち際でうつ伏せに横たわる小さな男の子の遺体が発見されました。その映像はインターネットで配信され、イギリスではその写真がいくつかの主要な新聞の9月3日付けの第一面に大きく掲載されました。その子はシリア北部からの難民、3歳のアイラン・クルディくんでした。

     過激派組織「イスラム国」(IS)やタリバンの暴動や殺害から逃れるため、シリアやアフガニスタンからの1万人とも言われる難民の波が、今ヨーロッパに押し寄せています。 シリアの内戦の長期化によって、約400万人の難民が流出していると報道されています。

     これは今世紀の悲しい民族大移動です。先日「戦後70年」について私たちにお話くださいました安島先生も強調しておられましたが、戦争は人間としての基本的な権利・・・生命や、愛する人や穏やかな生活を奪い去ってしまいます。今回のアイランくんの死は、難民申請の緩和を再検討させ、EU加盟国やアイランくんのおば様が住むカナダも「もっと難民を受け入れる」方向へと動いているようで、オーストリアとドイツは緊急的な入国許可に踏み切りました。

     アイランくんの家族は、まずギリシャへ向かおうとして、その途中で溺れてしまったようです。5歳の兄も母親も死亡しました。残された父親はABCニュースで、「私の息子達は世界一すばらしい子供たちでした。毎朝起きるとすぐに私のところへ飛んできてくれました。しかし、もうあの子たちはいないのです。」と悲しみに打ちのめされ泣き崩れておられました。

     戦争や内戦は、家族を引き裂き、愛する人を失うという生涯決して消えることのない心の傷を残します。シリアの難民の方々からは遠く離れている私たちですが、その方たちに一日も早く希望の朝が迎えられる日がきますようにと祈り続けましょう。

     マララさんも生命をかけて「女性の教育の必要性」を訴え続けているように、この3歳のアイランくんは、自分の生命を捧げて難民としてのSOSを発信してくれています。一つの地球というグローバルな時代に生きている私たちは、言葉を越えて生命がけで発信されているメッセージにも、いつも心を開いていたいと願っています。

     皆さんは明日から前期期末試験にchallengeします。もう充分がんばっている皆さんですから、Do your best!のエールを贈ります。ご自分のbestを最後の1分まで尽くしましょう。そして、出てきた結果については誰のせいにもしないで自分で責任をとりましょう!その時、あなたは一歩も二歩も前進していますよ。