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  • 2015年12月14日《校長コラム》12月14日

     イスラエルの人々が、希望の星として来てくださるイエス様の誕生を待ちわびて祈り続けた旧約時代は、数千年にも及ぶ長い道のりでした。人間がどこかで自分中心な生き方にこだわってしまい、周りの方々や世界の人々の叫びに耳を傾けることができない姿勢は、今も続いています。内戦、テロリズム、そして難民etc…と、日々耳にする現状は、人間の心のどこかに巣くっている「捕らわれ」の現れのような気がします。

     待降節も第三週に入ってきました。四週のうちの三週ですから、イエス様の誕生、クリスマスも間近に迫ってきていますよと喜びを表すために、4本のローソクの内、今週のリボンは紫からピンクになっています。

     皆さんには、この自己中心的な捕らわれの状態から解放され、自由な心で他の人々に心を開いて関わって生きるようにと招いていただいているクリスマスの本当の意味をわかっていてほしいと望んでいます。

     聖書の一番最初、旧約聖書の第一番目の「創世記」に描かれている内容は、非常に不思議な展開で始まっていきます。皆さんはページェントでもこの箇所の朗読を聴き、その場面を見ますから、しっかり心に留めて深く味わってみましょう。

     創世記のスタートは天地万物の創造です。もちろん聖書はその事実を一つの詩ように美しく描き、神様の偉大な業をほめたたえています。

     不思議なことには、そのすぐ後に人間の自分では責任をとらずに、他人に責任転嫁する姿が描かれています。
      アダムは「エバがとって勧めたので食べてしまいました。」と言い、
      エバは「蛇がだまして食べるように言ったので…」
    と、自分の誤りの責任から逃げています。

     それに続くお話が「カインとアベル」のお話で、これは人類最初の「兄弟殺し」の悲しいお話です。その原因は兄カインは弟アベルの捧げ物だけが神様に喜ばれたという嫉妬心、ねたみ、怒りから弟アベルを襲います。

     どうしてこの二つのお話が美しい天地万物の「創造物語」の直ぐ後に語られるのか不思議なことですが、きっととても意味深いことなのでしょう。

     この二つのお話のように、「あの人が言ったから…」と責任転嫁する生き方や、他の人の成功を羨み、「なぜ私ではないのかしら」という嫉妬心や怒りは、私たちの心の中にも潜んでいないでしょうか。この心の状態は、神様から離れている状態で、本来の人間の姿ではないのです。私たちに本当の「いのち」に満ちた生き方をしてほしいと、神様は私たちにイエス様を送ってくださいます。それがクリスマスの本当の意味です。ですから大きな喜びのお祝いなのです。