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  • 2017年03月13日《校長コラム》3月13日

     「3.11」今年も私たちは今一度,生命(いのち)について,また生きることについてしっかり見つめ直す機会をいただきました。
     今朝もこうして元気に,そして無事に登校できましたこと,決して当たり前ではありませんね。たくさんの方々の支えをいただいて今日という一日を過ごすことができるのです。
     まだご遺体が見つかっていない方々が2500人余りもおられます。ご家族のお気持ちをお察しする時,何か私たちにできることを見つけて,生活の中へ組み入れていきましょう。
     例えば,一日の最後のお祈り「アヴェ・マリア」を,そのご家族の心の癒やしのためにお捧げするとか,ずっと続けられることがいいですね。

     さて,今朝もう一つ皆さんにお伝えしたいことがあります。本館2階の渡り廊下の飾り棚の前を通る時,マザー・セントジョン・フォントボンヌのご像と交代して置かれているものに目を留めてみてください。
     スペインのリヤドロ(LLADRO)の作品で,タイトルは「天使の考えごと」とつけられていました。このメーカーの作品はHandmadeで,一つ一つ心を込めて作られているところに価値があります。何もかも一律のオートメーションの産物ではなく,一つ一つ個性をもって生まれてきています。その誕生に至るプロセスには,想像を絶するような時間と作者の全身全霊を込めたpassion(情熱)体力と精神力のすべてが捧げられているのです。

     目の前にあるそのかわいい天使像の何気ない身のこなし方やしぐさから,作者のどんなメッセージが響いてくるのでしょうか。しばし立ち止まって味わってみてください。あなたへのメッセージは何でしょうね。きっと一人一人違うのでしょうね。それがHandmadeの作品のすばらしさです。
     実はこの作品のタイトルには,もう一つサブ・タイトル(副題)がつけられていまして,「なんとかなるよ」と書かれていました。スペイン語で言いますと”Que Sera Sera”(ケ セラ セラ)というところでしょうか。
     この「なんとかなるよ」という表現は,単に能天気な軽薄で向こう見ずであるとか,のん気でばかげているという意味ではないように思います。私はこの天使の表情から,
    「困ったり,悩んだり,悲しかったり,人生にはいろいろあるけれど大丈夫!なんとかなるよ。だって,みんなそれぞれ一生懸命生きていればどんな事でもなんとかなるんだよ。なぜって,みんなはいつも神様の大きな愛の内に抱かれて守られているんだもの。どんなことでも必死にやっていれば・・・なんとかなるよ」
    と言ってくれているように思うのです。存在のずっと深いところにある神様への絶対的な信頼ですね。

     さあ,皆さんにはどんなメッセージが届くのでしょうか。楽しみに天使に会いに行ってください。
     因みに,この私たちに問いかけてくれる天使はSS講座に参加してくださっているお母様方が選んでくださったプレゼントですので,ずっと大切にしていきたいと思っています。

  • 2017年03月06日《校長コラム》3月6日

     今朝は,先週の土曜日に私がいただいた,素敵な二つの体験を皆さんに分かち合いたいと思っています。

     まず一つ目は「SS講座」についてです。何度かご紹介していますが,「SS講座」というのは保護者の皆様とご一緒に「School Spirit」について考え,話し合うクラスです。この3月4日の土曜日は,今年度の最後のクラスにあたり,今年も3年生のお母様方が中心になって,楽しい”Lunch time”を準備してくださいました。今年度は73名の保護者の方が登録してくださっており,お母様ばかりでなく,今年初めて3名のお父様も参加してくださり,新しい流れが始まっています。私にはとても嬉しいことで,心から喜ばしく思います。”School Spirit”と言いましても,何か難しいことを論じ合うのではなく,毎回メイン・ポイントとして取り扱うことは「生命尊重」です。生命(いのち)の大切さ,不思議さ,そしてそのいただいた生命をどのように生きていくよう招かれているのか,お互いに生の体験を分かち合います。お母様方の体験の分かち合いはいつも心開かれたもので,聞く人の心を揺り動かし,感動を与えます。本年度最後のクラスだったからでしょうか,今年は殊更たくさんの方が出席してくださり,総勢54名のメンバーが大会議室で心温まる楽しいひとときを過ごしました。
     私はこの保護者の方々のパワーは,他校にはないヨゼフの宝物だと強く感じています。因みにメンバーは1年生から6年生の保護者の方だけでなく,実は卒業生の保護者の方も10名弱近く参加してくださっているのです。卒業後も学年を越えてヨゼフの価値観をお互いに深めていきましょうと,土曜日のクラスに参加してくださっているのです。このようなグループはなかなか有り難いもので,私は心から感謝いたしております。

     もう一つのことは,3月4日の午後に開催されました,ダグラス先生と竹内先生のギターコンサートです。お二人は交互に一曲ずつ,40曲ほどの歌を歌っていかれるのですが,一曲一曲演奏の前に,その曲への思い入れや,流行していた頃の状況や,またご自分の当時の様子など,興味深いエピソードを話してくださるのです。歌も1960年代のものから順次紹介してくださいました。歌詞には美しい響きがあり,ポエムのように感じることも少なくありませんでした。作詞や作曲に携わる方は,心にあることをメロディーやことばに託してout putするので,ポエムとの共通点があっても不思議なことではないのかもしれません。私はコンサートの最中お二人の話される曲の説明を聞いているつもりだったのですが,実はダグラス先生と竹内先生の生き方や,何を大事に生きておられるのか,ご自分の人となりとその価値観を分かち合っていただいているのだと気づきました。コンサートを見に来てくれていた生徒の皆さんも,いつも教室で出会う英語と数学の先生としてのお二人ではない姿に,新しい発見がたくさんあって,意外だったのではないでしょうか。
     何と言ってもお二人の素晴らしいところは,聴衆が少ない時も,多い時も,同じようにひたすら一曲,一曲を大切な宝物のように歌っておられたところです。3時間半に及ぶコンサートですので,ある時は歌うお二人だけとうい時もあったようです。やはりこのコンサートを一番楽しんでおられたのは,お二人自身なのかもしれませんね。このような素晴らしい先生方をいただいているセントヨゼフは幸せだな・・・と改めて感謝したひとときでした。