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  • 2014年11月28日2014年11月28日の朝の祈り

    今年のテニスプレイヤー錦織圭さんの活躍は、私たち多くの日本人に感動をあたえてくれましたね。
    錦織選手が準決勝まで勝ち進んだツアーファイナルで、世界の頂点に立つ人のみが許されたコートに、もう一人日本人が立つことができました。
    それは、ボールキッズの櫻井瑞希さんという16歳の少女です。ロンドン在住の瑞希さんは
    1,200人の応募者の中から30人に絞りこまれたオーディションを通過し、見事栄えあるステージに立ったのです。

    瑞希さんは11歳の時、ロンドンに渡りました。その時友人がボールキッズをしていて、自分もやりたいと感じましたが、当時は英語力に自信がなく断念したそうです。しかし今年が年齢規制最後の年ということで、勇気をもって応募し、見事そのチャンスをつかんだわけです。

    瑞希さんによると、選考基準として、イレギュラーバウンドするラグビーボールを捕るなど敏捷性や反射神経をはかるものもありましたが、それ以外に語学力も大切でした。英語力はもちろんですが、それ以上に他の候補者といかにフレンドリーに話しているか、をスタッフは一番重要視していたそうです。そのため、選ばれたボールキッズの中にはテニスを知らない子も30人中10人も含まれていました。

    今回選ばれたのは、彼女が英語のスキルを上達させただけでなく、イギリスの生活や社会になじみ、なにより自分の中のチャレンジ精神を高め、人との会話を楽しむゆとりを心に持てた証でもあるわけです。イギリスに来た時は英語もしゃべれなかった内気な11歳の女の子が、世界のエリートと同じコートに立った。それは瑞希さんが勇気を出し、努力した結果勝ち取った、文字通り大きな花舞台だったわけです。

    来週から始まる定期テストが、皆さんにとってすばらしいチャンスになりますように。

  • 2014年11月27日2014年11月27日の朝の祈り

    今朝は、先日たまたま手にして読んだシスター鈴木の「愛と癒しの366日」という著書から、次の一節をご一緒に味わってみましょう。

    ■ 引用のため省略 ■

    いかがでしたか?私達は毎日沢山の人とつながり、関わり合って暮らしています。毎日いろいろなことが起きますね。でも、何か自分の意に沿わないことが起きたときも、私達は心の深いところで互いにつながり、支えあって生きていることを心に留めておきましょう。相手のせいにすることも、自己嫌悪に陥ることも、問題の解決にはなりません。目をそらすことなくしっかり自分と向き合うのです。私達には解決する知恵と力があります。また、相手にも同じように素晴らしい力があるのです。その双方の力を信じて前向きに生きて行きましょう。

    今日一日が素敵な日になりますように。

  • 2014年11月26日2014年11月25日の朝の祈り

    Good morning everybody. I hope you had a good 3-day weekend.

    On Sunday I went to Toba with my wife’s family. We went to a very old seafood restaurant and ate many kinds of delicious food. It was good to relax a little and look out of the windows at the beautiful sea in the sunshine. When I say I went with my wife’s family, of course I mean my family, because they are part of my family, and I am part of their family.

    Your husband or wife’s mother is called mother-in-law in English. There were eight of us, my mother and father-in-law, my sister and brother in law, and my wife and children. The reason we went for this meal was to celebrate my father-in- law’s 75th birthday, and his retirement, because tomorrow will be the last day in his life that he goes to work. To me it sounds a little scary never having to go to work again, and to be honest, I think he is a little scared, too. I hope he doesn’t just stay in the chair and watch TV all day. I hope he can stay active.

    My father-in-law is very important to me, and I know that my wife loves my father very much, too. I have learned many things from him, he is always very wise and patient, and always has a smile for everyone. He really is a very wonderful old gentleman. In the future, when you get married, remember that you are not just marrying a man that you love very much, you’re marrying his family, too! Choose wisely and carefully, and if you work hard for your family and for your life, I’m sure your new family will always take you into their hearts and love you very much.

    Finally, I want to say “Thank you” to all my family in Japan and in the UK for always supporting me, although I know they can’t hear me now. I hope I can become a fine old man one day like my own father and father-in-law.

  • 2014年11月21日2014年11月21日の朝の祈り

    先月,前衛芸術家であり随筆家,芥川賞作家でもあった赤瀬川原平さんが77歳で亡くなりました。若い生徒のみなさんにはなじみのない名前かもしれませんが,16年前の1998年に出版された「老人力」という本は大ベストセラーになり,その年の流行語大賞にもなりました。

    赤瀬川さんのこれまでの芸術活動の全貌を見ることができる展覧会が現在千葉市で開催されています。私は先日それを見に行ってきましたが,東京からさらに1時間あまりかけて行っただけの甲斐はありました。やはり芸術というのは実物を自分の目で見るに越したことはありません。

    私が赤瀬川さんの名前を知ったのは,千円札の表だけを印刷したものを使って作った作品が通貨及証券模造取締法違反に問われた,いわゆる千円札裁判で有罪が確定した1970年でした。それ以来,前衛芸術の先端を行く赤瀬川さんにはいつも注目していました。 1972年「超芸術トマソン」,1986年「路上観察学会」,1990年には「千利休は前衛である」と喝破した本を出版するなど,常に斬新な視点で日本の現代芸術と文化に刺激を与えてきました。

    ヨーロッパに発祥した前衛芸術,いわゆるアバンギャルドとは何かというと,一般的には保守的な権威や旧世代に属する芸術を攻撃し,壊していくような,たとえばシュールレアリスムや抽象画のような新しい芸術活動のことを指しますが,赤瀬川さんの前衛は少し違いました。日本の伝統的な美意識の一つである「わび」のように,それまで価値のない,とるにたらないものと思われていたものに新たな価値を見いだすという,きわめて内省的で日本的な前衛なのです。

    新たに価値を見いだす,ものの見方を変える,発想を転換するということは,心の中の前衛ということもできるでしょう。
    私たちは何か問題を解決しようとするとき,違う方向から見たり,今までの見方考え方を見直したりすることが大切なのではないでしょうか。
    前衛は能動的なものです。「心はいつも前衛」でありたいですよね。
    今日の授業の中で,これまでの自分を超えていこうとする能動的な気持ちを保ち続けられるように祈りましょう。

  • 2014年11月21日2014年11月20日の朝の祈り

    日を追うごとに寒さが厳しくなっていますが,皆さんの体調はいかがでしょうか。
    さて,皆さんは「セレンディピティ」という言葉をご存知でしょうか。セレンディピティとは「偶然にも思いがけない幸運に出会う能力」という意味です。セレンディピティという言葉は18世紀のイギリスの作家・ウォルポールの「セレンディップの三人の王子」という童話が由来になっています。この話では,セレンディップの王様が自分の息子である三人の王子を鍛えるために旅に出したところ,ある国でラクダを探している男に出会いました。王子たちは男にラクダの特徴をいろいろ尋ねたのですが,あまりにも心当たりがある特徴ばかり聞かれたので,男は王子たちをラクダ泥棒と疑い,王子たちはその国の皇帝に捕らえられてしまったのです。ところが,間もなくして男のラクダが見つかり,王子たちは解放されました。皇帝はなぜ王子たちが見たこともないラクダの特徴がわかったのか不思議に思い,王子たちに尋ねました。王子たちは旅をしている中で,ラクダが草を食べた跡や歩いた痕跡の特徴をしっかり観察し,どんなラクダか考えていたのです。

    セレンディピティというのは,ただ偶然の幸運に出会うことではなく,自らの洞察力によって思いがけない幸運を引き寄せることなのです。科学の世界では,2000年にノーベル賞を受賞した白川英樹博士が電気を通すプラスチックを開発しましたが,これは実験で使う物質の量を間違えたところから発見されたと言われています。実験が失敗したと思ったら最初からやり直すのが普通ですが,白川博士は失敗したと思ったものにもきちんと目を向け,アンテナを張っていたからこそ,電気を通すプラスチックの開発に成功したのです。これこそセレンディピティです。

    セレンディピティは特定の人だけでなく,皆さんにも起こるものだと思います。皆さんがこれから生きていく中で様々な問題に出会ったとき,それまで学んだ知識や経験をもとに考えることで,思いがけない形で解決することにつながるかもしれません。言い換えれば,学校での勉強や他の経験は,セレンディピティを引き寄せることにつながっているのです。そんなことを意識しながら,始業前の祈りを唱えてみましょう。

  • 2014年11月18日2014年11月18日の朝の祈り

    This year for the first time I am lucky to be a home room teacher. Yesterday, I was reading the class diary for my class, 1S. It said that the class had been a little late for their singing practice, and that they hoped everyone would be more organised next time. Reading this made me think that the class diary is a wonderful thing.

    When I was a school student, we didn't have a class diary. We didn't even really have home room classes, so when I came to Saint Joseph I thought that the class diary was an...interesting idea, but I didn't really understand it.

    Now I am a home room teacher, I think I understand the class diary, and home room, better. When I read back over the past 7 months of diary entries I can remember all the times the class has shared. I feel a strong connection between all the students in the class. I can see how everyone has grown. Of course, like all our first years, 1S have only been at Saint Joseph for 7 months. I imagine how strong the connection must be in 6th year classes, where everyone has shared their experiences for so long.

    I know that maybe not everyone in every class feels it, but I strongly believe that you all have a great connection together that you build in your home room classes. I believe that 10 or 20 years in the future when you meet old classmates you will still feel that connection together that you built here at Saint Joseph. The class diary is the story of those connections, and you all write it together.

    Each class has their own home room teachers, and I am sure they all enjoy reading their class diary. As for me, I am looking forward to reading more of 1S's wonderful story, and seeing how they all grow and support each other together.

  • 2014年11月17日2014年11月14日の朝の祈り

    みなさんは未来に希望を抱いていますか。
    教室に、未来予想図(進路版)が貼られていますね。これは、進路学習を通して、みなさんがどのように成長できるのか、その目標を掲げたものです。今年度の終わりに、各学年の目標のように成長している自分を想像してみてください。また、学年が進むにつれ、そして本校を卒業する頃に、立派に成長し巣立っていく、そんな自分の未来を想像してください。楽しみですね。

    今行われている様々な活動や、日々の学習の一つ一つは、すべて未来のみなさんを形作って行くものです。
    「この勉強が何の役に立つのだろう」「社会に出たら使わないじゃないか」そう思ってしまう時もあるかもしれません。
    学校の勉強とは、資格などのように直接使える実学ばかりではありません。しかし、みなさんの視野を広げ、深い思考を可能にするものです。

    灘高校の国語教師であった橋本武さんは、「すぐ役立つことはすぐ役に立たなくなる」とおっしゃっています。みなさんが社会に出る頃には、今存在もしていない仕事がたくさん興るだろうと言われています。同時に、今もてはやされている仕事でも、なくなっているものもあるかもしれません。その時に、役に立つと思って学んだことが果たしてどれだけ使えるでしょうか。

    そんな変化の激しい世の中でこそ、助けとなるのは教養による広い視野、深い思考です。日々の学習によって、どんな荒波にも立っていられる、確固たる自分を形作ってください。
    みなさんは未来の希望です。努力次第で道はいくらでも広がっています。困難を恐れず進んでいきましょう。

    最後に、今年ノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんが、2013年7月に国連でスピーチした中から、次の言葉を紹介します。
    One child ,one teacher ,one book ,and one pen ,can change the world. Education is the only solution. Education first.

  • 2014年11月17日2014年11月15日の朝の祈り

    先日,ESDユネスコ世界会議が日本で開催され,それに合わせて「あいち・なごやパートナーシップ事業」として,三重大学の『ESD in三重』が行われました。本校から参加してくれました生徒の皆さん,お疲れ様でした。ESDとは,私たちとその子孫が、この地球で生きていくことを困難にするような問題について考え、立ち向かい、解決するための学びのことで,持続可能な開発のための教育とよばれています。
    ESDは持続可能な社会の担い手を育む教育のことです。2002年の国連総会において、2005年から2014年までの10年間を「国連持続可能な発展のための教育(ESD)の10年」とすることが決議され、ユネスコがその推進機関に指名されました。これを受けて日本でもESDの推進のため取り組んできたのです。

    ESDの実践には、『人格の発達や、自律心、判断力、責任感などの人間性を育むこと』
    『他人との関係性、社会との関係性、自然環境との関係性を認識し、「関わり」「つながり」を尊重できる個人を育むこと』の2つの観点が必要になり,これには,環境や、平和,人権だけでなく、経済、社会、文化の側面からも取り組むことが重要になります。
    今,皆さんが学んでいることは,地球上で生きていくための問題について考え、立ち向かい、解決するための学びであるといえますね。

    皆さんの日々の努力が,日本の社会と皆さん自身の実りとなりますように。

  • 2014年11月11日2014年11月11日の朝の祈り

    Just over three weeks ago many of you took part in the Walkathon in order to raise money for people affected by the Great East Japan Earthquake in 2011 and for the education of children whose families have little or no money in the Philippines and Sierra Leone. Last week, on the TV news, I saw once again the terrible situation that the people in Sierra Leone and other western African countries are currently facing. You have all heard of the deadly Ebola virus, of course. The TV cameras went to a small village called Kigbal in Sierra Leone in which many people have the Ebola virus, and where many people have already died. What is especially shocking is that there were no doctors and no nurses, in the village and no one has come to help the people there. There is just one road through the village. The dead and the dying are on one side of the road, the other people, including many children who have lost their parents, are on the other side. It is heartbreaking to see the children who have no idea of what is happening to them or of the dangers of Ebola. The world was very slow in helping countries like Sierra Leone to fight the virus, but finally a lot of rich countries are sending health workers and supplies. Let us hope that this help soon reaches the people in Kigbal and other places like it.

    Many people, such as Sister Yoshida and, previously, Sister Negishi, have spent years of their lives trying to educate people in Sierra Leone, one of the poorest countries in the world. At our school, when you write compositions or make speeches in English, a lot of you say that your dream is to help other people, and some of you even say that you want to go to poor countries as teachers or health workers. It makes me proud, and really happy, to see that there are so many students here who truly want to become “Women for Others”. Let us all keep the people of western Africa in our hearts and minds and please make every effort to make your dream of helping others, whoever and wherever they are, come true.

  • 2014年11月11日2014年11月10日の朝の祈り

    突然ですが,あなたは自分に意地悪をする人のことを,好きになれますか?多くの人は,自分のことを好きと言ってくれる人が好きで,嫌いだと言ってくる人のことは嫌いなものです。笑顔であいさつをされたら自然にこちらも笑顔になりあいさつを返し,にらまれたり傷つく言葉を言われたら,相手にも同じように返してやりたいと思うものです。

    このように,自分のした行動が自分に返ってくることや、自分がされたことを相手に返すことを,鏡の法則と言います。
    自分が出した言葉や行動は,すべて鏡のように自分に返ってきます。人から優しくされたい,人から好かれたいと思うのであれば,まず,自分から人に優しく接して,自分の方から好きになればよいのです。自分がこうしてほしいな,と思うことを人にしてあげて,自分がされたくないことは人にするべきではありません。

    また,鏡の法則がおもしろいのは,自分が出したものが返ってくるときに,それがいつ誰から返ってくるのかがわからないところです。例えば,Aさんに優しくしたからといって,必ずしもAさんが優しく返してくれるとはかぎりません。自分がBさんに優しくない事をしていたら,その行為がAさんから返ってくるかもしれないのです。または,1年前に行った自分の行為が,今の自分に返ってくることもあります。鏡は自分の周りの環境すべてに張り巡らされているからです。

    あなたのいつもの言動はどうですか?友達が優しく声をかけてくれない、と悩んでいるなら,まず自分から変わってみませんか?きっと鏡の法則で自分のもとに優しい行動が返ってくると思いますよ。
    マタイによる福音書7章12節にも次のような言葉があります。
    「人にしてもらいたいと思うことは何でも,あなたがたも人にしなさい。」

  • 2014年11月07日2014年11月7日の朝の祈り

    今年も早いもので、残すところ約2ヶ月となりました。時間が経つのは、本当に早いですね。
    たいていの人は1月に、2014年の目標をたてたと思いますが、その目標は達成することができましたか?今でもその目標に向かって努力し、頑張っているところですか?
    残り2ヶ月の間に、定期試験もあります。前回の試験の反省を活かし、「あの時、やっておけばよかった」と後悔することのないよう、精一杯過ごしましょう。

    さて、今朝はみなさんに「感謝」について話したいと思います。
    毎日を当たり前のように過ごしていると思いますが、それはいかにありがたいことなのかを、みなさんはどれだけ感じていますか?

    あなたの周りでは、たくさんの人があなたのために行動してくれています。あなたが昨日、関わった人を思い出してみてください。家族、友達、先生…。
    あなたの周りにいてくれる人達は、それぞれの場面であなたを支えてくれ、笑顔にしてくれています。普段はなかなか気付かないかもしれないけれど、今日は普段以上に、周りに気を配ってみましょう。何気なく過ごしていると分からないことも、意識すればたくさんのことに気付くはずです。
    そして「やってくれて当たり前」ではなく、ありがたいことと思うことが大切です。そして、周りにいる人に「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えましょう。ただ思っているだけでは伝わりません。あなたの言葉で、感じた時に、きちんと伝えられるようにしましょう。

    今日は立冬です。これからどんどん寒くなってきます。体育では長距離走も始まりましたね。体調管理に気を付けて過ごしましょう。

  • 2014年11月07日2014年11月6日の朝の祈り

    朝夕の冷え込みが一層厳しくなってきました。季節はもう晩秋です。11月は「死者の月」ということで、セントヨゼフでも、来る13日に「追悼ミサ」が執り行われます。
    「11月」で、思い出す「死者」というと、私は松尾芭蕉を思い出します。皆さんは「時雨忌」を知っていますか。時雨忌とは、三重県の偉人、俳聖・松尾芭蕉の忌日です。忌日とは、その人が亡くなった日と同じ日付の日のことを言います。芭蕉の有名な「初しぐれ猿も小簔をほしげなり」の俳句にちなんで、芭蕉の忌日は「時雨忌」と呼ばれているのです。正確なことを言えば、彼は元禄7年10月12日、今の暦に直すと、1694年11月28日に大阪で亡くなりました。現在では、毎年11月の第二土曜日に、忌日法要が、彼の墓のある大津の義仲寺で行われ、いまなお多くの人が芭蕉を偲び法要に参列しています。俳聖・松尾芭蕉と彼の俳句が、これからも私たちの心の中で生き続けていく限り、この「時雨忌」は続くのだと思います。
    俗に人は二度死ぬと言われます。「一度目はその肉体の死、二度目は人の記憶から全て忘れ去られた時。」つまり、私たちが忘れない限り、死者は私たちの中で生き続けているのです。その意味で、松尾芭蕉も私たちの中で永遠の命を得ている、ということが出来ると思います。一度目の死を迎えるまでをどう生きるかが二度目の生を得る鍵であると言えます。俳聖・松尾芭蕉とまではいかなくても、多くの人の心の中で生き続けるような人とは、どういう人なのか。考えてみるだけでも意味があると思います。

    ヨハネの福音書第三章十六節より

    神は実にそのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。
    それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、
    永遠の命を持つためである。