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  • 2018年03月16日2018年3月16日朝の祈り

    先日、著名な宇宙物理学者であるホーキング博士が76歳で亡くなりました。
    博士は、21歳の時に、体の筋肉が動きにくくなる筋萎縮性側索硬化症、いわゆるALSという難病と診断されました。当初は余命2年と診断されたそうです。それでも博士は研究を諦めず、何も抜け出せないとされていたブラックホールから、量子効果によって粒子が逃げ出すホーキング放射という理論を提唱しました。博士は30代で車椅子生活、40代で声を失うと人工音声で会話しました。それでも最後まで博士の宇宙への探求心は衰えることがありませんでした。自分がいつ死ぬか分からないからこそ、一日一日を大事に、研究に打ち込んで来られたのでしょう。
     私たちはどうでしょう。まだまだ先がある、と思って時間を無駄に過ごしていませんか。兼好法師は『徒然草』の中で「目の前のどうでもいいことに追われて無為に日々を送っていると、坂道を転げ落ちるように何事を為すこともなく年老いてしまう。」と言っています。私たちの命には限りがあります。まだまだ先があると思っていると、いつの間にか時は過ぎ去り何事も為すことなく人生を終えてしまいます。限りある命だからこそ、自分の夢や目標に向かって精一杯突き進んでほしいと思います。ただ、みなさんに夢や目標がはっきりあるわけではないでしょう。まだ目標や夢がないという人は、自分のやるべきことを第一にできているかを考えてみましょう。
     もう少しで今年度も終わります。どんな一年でしたか?目標ややるべきことに向かって進むことができましたか?それとも無駄に時間を過ごしてしまいましたか?これまで時間を無駄にしないようにという話をして来ましたが、一番時間を無駄にしない方法は、時間を忘れて何かに打ち込むことだと思います。時を忘れ自分の好きなことに没頭している時、それは一番充実した時、幸せな時ではないでしょうか。その好きなことが世の中の役に立つことであればさらに幸せを感じるでしょうし、それはみなさんが将来進むべき道なのだと思います。ホーキング博士にとってそれは宇宙物理学だったのですね。みなさんも時間を忘れて没頭できることを見つけ、夢や目標としてください。
    「時は金なり」と言います。自分の時を意味あるものにできるのは自分だけです。3月19日のヨゼフの日を前に、今年度の自分を振り返り、今からの行動に生かして行けるよう、主の祈りを唱えましょう。

  • 2018年03月12日2018年3月12日の朝の祈り

     昨日3月11日は「3.11」といわれ,東日本大震災から早7年の月日が流れています。あの頃小学生になったばかりの人は,もう中学生ですし,中学生だった人は,大学生になっています。しかし,愛する大切な方をなくされたご家族にとっては,この7年というときはながれていても,なかなか受けとめがたいものがあり,心の傷はそう簡単には癒されるものではないでしょう。物質的な復興は目に見える形で確認できますが,心の傷はうまく言葉に表現できないまま,ずっとその方の心を占めているのではないでしょうか。

     「3.11」の記念日にあたり,私たちにもできることはあるのです。
    お会いしたこともありませんし,お名前すら知らないたくさんの残された人々の心に,安らぎと希望の種が蒔かれますよう,心を込めて祈りましょう!どんなに遠く離れていても,祈りは時空を超えて届きます。些細なことのように見えても,祈りの力は人間の力を超えたことを実現することができます。私たちにできることは,「祈り続けていく」ことです。

     「3.11」がもたらしたことのうち,とても大切な全世界へのメッセージがあります。それは私たちが大切だと思い込んでしがみついていた価値までも,あの大洪水で押し流されたということです。
    その価値とは,わたしたちの心を占めている,「大きいことはいいことです。」「たくさんなことがいいことです。」「速いのはいいことです。」という「ものさし」です。もともとチョコレート会社のコマーシャルで使われた「大きいことは,いいことだ!」というキャッチフレーズから流行し,定着してしまった言葉です。
     そして,その逆の「小さいもの」「少数のもの」「ゆっくりなもの」を排斥してしまう傾向が,日常生活の中まで浸透することになってしまったのです。しかし「3.11」は今まで私たちが依存していた,「大きいこと」「多いこと」「速いこと」まで押し流してくれたように思います。「大きなお家に住み,たくさんの物を持ち,何でも思いどおりにスピーディーに動かせる」と思い込んでいた私たち人間のおごりを押し流してくれたのです。

     更地(さらち)になった今,人間にとって本当に大切なことは一体何なのかを問われています。「小さなもの」「少ないもの」「ゆっくりなもの」の中にも,私たちを育んでくれる心の栄養がたくさん含まれているようです。私たちは今,思い込みや固定観念を一度手放して,本物をじっくり見る機会に招かれているのです。そのご招待を受けるかどうかは,私たち一人一人にかかっています。皆さんのような新鮮で活き活きした感性をいただいているうちに,本物探しを試みていくことはとても大切だと思います。皆さんには感じて動く,心を動かす,感動する感性が豊かに与えられているのです。それを使わないうちに干からびることのないように” Sense of Wonder “,感性を活かしていきましょう。「3.11」には従来のものを違ったアスペクトから見直す感性を目覚めさせる問いかけが秘められているようです。

  • 2018年03月05日2018年3月5日朝の祈り

     今朝は2月16日の朝の祈りでお話された、オムレツの作り方に探究心を燃やしている先生の話の内容を思い出しながら、聞いてください。冬季平昌オリンピックのお話です。日本が獲得したメダルの数は、過去最多の13個で、予想の数を上回るすばらしい結果でした。メダル獲得の裏には、並々ならぬ努力があったことは言うまでもありません。様々な選手の活躍があった中、スピードスケート女子500メートルで36秒94の五輪新記録をマークし、みごと金メダルを獲得した「小平奈緒選手」のことが私の心には残っています。スピードスケートで金メダルを獲得した日本選手は、1998年長野オリンピックにおいて、男子500メートルで活躍した清水広保選手でした。今回の小平選手の金メダルは、それ以来のことで、女子では初めてのことでもありました。小平選手は、長野オリンピックのとき、小学5年生でした。このとき彼女の心に焼き付いたのが、金メダルを獲得した清水選手の滑りでした。地元の人々が涙を流したり、笑顔で喜んだりしている様子を見て、「私も人々の心を動かせる選手になりたい」と、はっきりとしたビジョン(展望)が見えたそうです。地元に専門的な指導者がいないなか、探求心に火が付き、清水選手のレースをビデオに撮り何度も見直したそうです。何とそのビデオテープは中学時代に擦り切れて見られなくなってしまうほどでした。そして、遠心力に負けずに重心を前に運ぶ技術を研究しました。また、夏は自転車練習。縁を伝って古武術を習い、無駄な力を使わずに体を動かす方法を身に付けました。学んできたこと、実行してきたこと全てが力になったようです。そんな彼女が、金メダルよりも楽しみにしていたことが、「ゴール後の景色」です。きっと、会場全体が喜びで沸き返るその瞬間を想像したのでしょう。しかし、彼女のコメントは、「涙でかすんで見えなかった」という言葉でした。私は、日の丸を手に、目に涙を浮かべ、ガッツポーズをする小平選手の姿がとても印象に残っています。小学5年生のときから、清水選手の滑りに憧れ、探求心を持って研究し続けた彼女の生き方をみんなさんに紹介し、みなさんにも、探求心を持って研究する何かを見つけてほしいと強く思いました。今年度も、あと二週間余りとなりました。この一年を振り返り、次年度の準備がしっかりと行えますように、主の祈りを唱えましょう。

  • 2018年03月03日2018年3月3日朝の祈り

    今朝は,「私たちは日本のことを知っているか」について考えてみましょう。
     今日3月3日はひな祭り,桃の節句です。昔,中国ではこの日に川で身を清める習慣がありました。それが平安時代に日本に伝わり,紙や藁で作った素朴な人形に自分の災難を移して川に流す「流し雛」の習慣になりました。そして貴族階級の間で始まった「ひいな遊び」と言われる人形遊びと「流し雛」が合わさって「雛祭り」の原型となり,これが江戸時代に庶民に広まって,女の子のお祝いの儀式として定着したと言われています。
    「桃」の節句と呼ばれるようになったのは,旧暦の3月3日(今の4月中旬)の頃に桃の花が咲くことや,桃は魔除けの効果を持つとされてきたからと言われています。雛人形を飾り,災いがふりかからないように,また,美しく成長して幸せな人生を送ることができるようにと,女の子のすこやかな成長を願う行事へと変化してきました。
    外国の方が日本の行事に興味を持ち,その意味を聞かれたときに,あなたならどう答えますか。
    この他にも,私たち日本人が当たり前のように行っている事の,今に至るまでの背景を,実は私たちはよく知らずに過ごしていることが多いのではないでしょうか。それを知っていることが普段の生活の中では必要ないことかもしれませんが,楽しいことなら意味も分からずにやることに違和感はありませんか。
    些細な事でも,なぜそうのかを知りたいと興味を持って調べてみる姿勢は,皆さんが勉強をするときにも役に立つと思います。

    今日は皆さんのすこやかな成長を願って,主の祈りを唱えましょう。