2018年11月5日の朝の祈り

朝の祈り

2018年も残り2ヶ月をきり、1つ1つの行事が終わっていく度、月日が経つ早さを感じます。先週の追悼ミサでは、それぞれに思いを馳せたことでしょう。先に天国へいった命もあれば、生まれた命もあり、身近で新たな命が誕生することは本当に嬉しく思います。
 人がこの世に生まれる可能性は限りなくゼロに近いと言われます。もし、家系の一人でも同じ時代に生まれていなかったら、親のどちらかがその学校や会社を選んでいなかったら、と考えるだけでも、今ここにいることが奇跡と言えるでしょう。ロマンチストな先生と思われることを恐れずに言うのであれば、私は奇跡や運命といったことを信じています。だからこそ、日々の出会いや機会に恵まれることに感謝したいと思います。
 この機会という言葉、英語では何というか、主に2つ思い浮かびますよね。1つはchanceで、もう1つはopportunityです。もちろん全く同じ意味ではなく、このchanceとopportunityのニュアンスの違いを知っていますか。オックスフォード英語辞書では、chanceの定義はthe occurrence of events in the absence of any obvious intention or cause.とあり、「思いもせず偶然訪れる機会」を意味します。一方opportunityの定義はa time or set of circumstances that makes it possible to do something.とあり、「何かをするための好機」を意味します。
 奇跡や運命は待っていて訪れるものではないと思います。今、こうしてセントヨゼフの放送室にいられるのも、2年前にセントヨゼフで英語を教える機会を掴むために行動したからであり、それがなければ、私の生活に、マリア祭やミサを経験することもなかったでしょう。
 マタイによる福音書 第7章、7節に“Ask and it will be given to you”「求めよ、さらば与えられん」とあります。これは、「神に祈り求めなさい、そうすれば神は正しい信仰をしてくださるだろう」という意味です。ただ与えられるのを待つだけではなく、何事も自ら進んで求める姿勢が大事である、と言う教えです。このお言葉に模していうなら、”Take an opportunity and other chances will be given to you. みなさんが好機を逃さずつかむことで、また新たなチャンスに恵まれますよう、主の祈りを唱えましょう。