2019年3月16日の朝の祈り

朝の祈り

 公立の学校と私立の学校が大きく違うのは、私立学校には「建学の精神」に基づいて学校が設立されているということです。私たちの学校はキリスト教に基づいた「愛と奉仕の精神」という建学の精神があります。
 私立学校の多くは、何かの宗教に基づいているのが特徴です。宗教を英語で「religion」といいます。この英語は、ラテン語の「re-ligare」から来ていると考えられています。「re-ligare」は、「再び結びつける」「断ち切られた関係をもう一度回復すること、人間関係の回復」といった意味です。私たちの学校も宗教の1つであるキリスト教に基づいていますので、今朝は、英語の宗教の語源から「人と人とのつながりの大切さ」を考えてみましょう。2018年度の学校目標も「つなげる」です。本館中央の飾り棚に校長先生がお書きになった文字が掲げられています。
 ネイティブ・アメリカンの人たちは、「この世の中、誰ひとり私のことを思わなくなったら、私の姿は消えてしまう」と信じていました。このように人は、人を想うこと、人に想われることで、生きていけるのです。

マルコによる福音書 2 章1節~5節と10節~12節を読みます。
数日後、イエスが再びカファルナウムに来られると、家におられることが知れ渡り、大勢の人が集まったので、戸口の辺りまですきまもないほどになった。イエスが御言葉を語っておられると、四人の男が中風の人を運んで来た。しかし、群衆に阻まれて、イエスのもとに連れて行くことができなかったので、イエスがおられる辺りの屋根をはがして穴をあけ、病人の寝ている床をつり降ろした。イエスはその人たちの信仰を見て、中風の人に、「子よ、あなたの罪は赦される」と言われた。そして、中風の人に言われた。「わたしはあなたに言う。起き上がり、床を担いで家に帰りなさい。」その人は起き上がり、すぐに床を担いで、皆の見ている前を出て行った。人々は皆驚き、「このようなことは、今まで見たことがない」と言って、神を賛美した。中風の人とは、脳出血などで運動神経がまひし、全身または半身不随になる病気のことです。この聖書では、中風の人が癒やされて床を担いで出て行った、大きなきっかけは、4人の男の人が中風の人をなんとかしてあげたい一身で群衆をかきわけ、イエスの元へ、屋根をはがしてでもつり下ろすという、大胆きわまりない熱いつながりのおかげでした。その熱いつながりを感じたイエスさまは、この中風の人を癒やしたのだと思います。このように、人は、人を想いやる、人に想われることで、救いにつながるのだと思います。
 
私たちの学校で、キリスト教を学び、祈るみなさんの心に、自分の幸せだけではなく、周りの人とつながり、周りの人といっしょに幸せになっていく心が育ちますようにと願います。今朝も「主の祈り」を唱えましょう。