2019年9月2日の朝の祈り

朝の祈り

 今、この話を聞いている皆さんが小学生の頃からでしょか。ネットを通じてさまざまな文化に触れる機会が増えてきました。おもしろい映像を見たいならYouTube、流行のスポットや有名人、ファッションを知りたいならインスタグラムといったような具合です。
 そうした文化に触れる時、私達はしばしば偏った意見、間違った考えを目にしてしまいます。そうしたことを発信する人達は、悪意がある人もいれば、自分の中で善意だと思っている人もいます。また、国内外を問わず、極端な考えのもとに他者を傷つけ、その様子を世界に発信する人もいます。
しかし、現実的に考えて世の中からそうした人々は減っていくことはあるかもしれませんが、全くなくなることはないでしょう。
では、そんな世の中ではどう振る舞ったらいいのでしょうか。スマホやタブレットの電源を切り、身の回りの人とだけやりとりをすればいいのでしょうか。それはおそらく間違いでしょう。危ないもの、扱いが難しいものであっても、人の生活を便利にしてくれるものは上手につき合っていくべきです。
 昔、日本では交通事故で年間1万人以上の方が亡くなっていた時期でも、「車をなくそう!自転車を使えばいいじゃないか!」という運動は起きていません。言うまでもなく、安全運転の周知や車の安全機能を高めていったのです。その結果、交通事故死亡者は、この50年で5分の1になりました。
 ネットワークの便利さを楽しみながら、マイナス部分をどう減らしていけばいいのか。そのためには、自分はどう振る舞うべきか。今、想像力を働かせて考える時期にきているでしょう。さまざまなものが大きく変化していく現代において「想像力」は、キーワードです。
 しばらく黙想して「想像力」につて思いをはせましょう。