2022年4月26日の朝の祈り<ヨゼフ週間>

朝の祈り

わたしは大学を卒業してすぐにセントヨゼフに来て数学の教師となり、42年が過ぎました。この間に学校の姿かたちは大きくかわりました。

たとえば、今は自転車置き場になっている場所は、むかしは田んぼでした。理科棟はなく、206・207教室が理科室でした。夏休みがおわる頃、体育クラブの部員たちのしごとはグラウンドの草とり。グラウンド一面に草花がはえて、お花畑になっていたのでした。修道院には10人以上のシスターがおられて、学校には家庭的なあたたかさの中にも、ぴしっと筋のとおったセントヨゼフならではの雰囲気がありました。

ある年の遠足で高校生全部が、1学年4クラス、合計12台のバスをつらねて明治村に行ったときのことです。そのときそこにおられたアメリカ人シスターはシスターバーバラ、シスターマリー、シスターメリーレジス、そしてシスターアーミナ、の4人だったと思います。この中のシスターバーバラとシスターマリーは、ふくよかというか、横におおきいというか、とにかく立派な人たちで、シスターメリーレジスは知性的で背が高い。そして威厳のかたまりのようなシスターアーミナ。その日は春の日差しがまぶしかったので、4人は揃いのサングラスをかけておられました。そのサングラスというのが日本人ならかけるのをためらってしまうような、上下の幅が細くて、ちょっと目尻がつりあがった形で、真っ黒なガラスだったのです。4人が黒眼鏡をかけ、一団となって明治村の園内をのし歩くさまは、周りの人が道をあけるぐらい、ド迫力でカッコよかったです。写真を撮っておかなかったのが悔やまれますが、その光景はわたしの心に忘れがたく刻まれています。

威厳はあったけれど、笑顔が素敵だったこのシスターたちも天国にいってしまわれました。このシスターたちとともにいられた幸せを思いだしながら、主の祈りを唱えます。