2022年4月27日の朝の祈り<ヨゼフ週間>

朝の祈り

私たちの修道会発祥の地はフランスです。1650年頃、女子の修道生活といえば、修道院の中に隠(こも)って祈りに専念するものだと考えられていた時代に、外に出て直接的な奉仕に取り組もうとした女性たちがいました。このフランス ル・ピュイ・ヴェレーの街でイエズス会神父様のもとに集まった6人の女性たちが始めた新しい生き方は今日の私たちの修道会の基となりました。

最初のシスターたちの生活を偲ぶものとして、私たちの修道会で受け継がれている写真は当時の台所の写真です。ヨーロッパの大きな修道院のようではなく、ごく当たり前の家庭の主婦の仕事場という感じです。
私たちの修道会は、塀の内側で静かに祈るのではなく、人びとの中に入って、苦しんでいる人、困っている人のために働くシスターたちでした。これは、当時としては革新的活動でした。

その活動とともに大切にされたのが、夜、台所に集まり、人びとが必要としていることやその日の体験、神さまがその日どのように働かれたかを分かち合うことでした。今も私たちは「心の分かち合い」とよぶ分かち合いを大切にしています。修道会は、四旬節や待降節になると世界のシスターたちに「心の分かち合い」をすすめています。5~6人シスターたちを1グループにして「心の分かち合い」を行うようなZOOMセッションが、今も行われています。

 

この学校の建学の精神は「愛と奉仕の精神」です。これは、キリスト教の根本精神ですが、カロンデレットの聖ヨゼフ修道会の創立からの精神をも受け継いでいるのです。

みなさんに、もう一つ私たちの修道会の革新的な活動をご紹介します。1836年フランスからアメリカのセントルイスへ宣教を開始しました。1837年に建てた最初の学校がセントヨゼフ聾唖学校でした。この学校は、現在でも世界的に知られている聾唖学校です。世界中からこの学校へ生徒たちが来ています。

また、その頃、解放奴隷の子どもたちのためにも学校を開きました。その当時の必要性にすぐに応える姿勢は、この学校の「愛と奉仕の精神」につながっています。

 

現在、学園会のみなさんがウクライナとロシアの平和・人道支援に取り組んでいるのも、この世界の状況の必要性に応えていく「愛と奉仕の精神」の実践そのものなのです。