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在校生向け

 

4月から4年S組に入っていたエンミさんが、2月初め、フィンランドに帰国しました。エンミさんはまったく日本語を知らない状態で日本に来ましたが、一生懸命勉強し、最近ではほぼ日常会話も理解し、話せるまで上達しました。日本がとても自分に合うということで、将来は日本の大学に進学することを決意したようです。自習時間中はいつも日本語の勉強をしていました。漢字はほぼ独学でした。以下は全校生に放送で最後の挨拶をした時のものです。

 

このたび、私の1年は終わり、フィンランドに帰ります。みなさん、この1年本当にありがとうございます。もう1年すぎてしまったとは信じられません。この1年は私の人生の中でいちばんいい年でした。私は本当にたくさんのことを想像していたよりも、経験しました。

この一年間は私にたくさんのことを教えました。自分自身のこと、ほかの人のこと、文化、そして人生について。はじめは緊張して、怖くもありましたが、しかし、みなさんはとてもやさしかったです。みなさんは私を助けてくれ、私がものごとを理解できなかったときに説明してくれました。私が何も日本語をしゃべれなかったときでさえ、みなさんは英語で話しかけてくれました。

私はこれほどたくさんのともだちを作れることを想像していなかったので、こんなにすばらしいともだちと会えたことをとてもラッキーに思います。私は日本人ほどやさしい人びとと会ったことがないです。あなたたちは私にたくさんのことを教えてくれました。私もみなさんに何か教えることができていたら、うれしいです。

セントヨゼフのみなさんは、この1年、私を助けてくれました。D先生、I先生。お世話になりました。K先生、日本語や文化を教えてくれてありがとうございました。いつも授業たのしかったです。また、O先生とK先生は私にテニスを教えてくれたことをとても感謝しています。そして、もちろん、テニス部のみんな、私たちはいい思い出をいっしょにいっぱい作ったね。テニスをいっしょにできなくなるからさみしくなると思う。そして、4Sのみんなはとてもやさしくしてくれました。4Sの一員でいさせてくれて、ありがとう。

私は一生セントヨゼフを忘れません。みなさん、本当にありがとうございました。

 

※エンミさんはダン=ブラウンの『パズル・パレス』のフィンランド語の本を図書室に寄贈してくれました。

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