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在校生向け

2023年1月17日 朝の祈り

1995年1月17日午前5時46分、阪神淡路大震災が起こった日です。この地震は、「震度7」で、この大震災から28年がたちました。
6434人の命が失われ、全半壊した住宅はおよそ、25万棟にのぼります。

私は、その時、この震災で被害をうけた方々のボランティア活動するように修道会から依頼され、寝袋をもって、中山手教会で働きました。そこは、現在3年生が、毎年研修旅行でミサに与(あずか)る神戸中央教会の昔の建物の所です。そこにボランティアは、全国から少ないときでも60名、多いときで約100名が寝泊まりしていました。水道やガス・電気が断ち切られたままでした。ガスと電気は比較的早く回復したのですが、水道はなかなかきませんでした。
1週間ほどして、自衛隊の方々が中山手教会の広場にテントを立てて周りに土嚢をつみ、ビニールシートで水をはり、灯油の自家発電で臨時のお風呂をつくってくださいました。それを見たとき、うれしくてうれしくてたまりませんでした。私は1週間お風呂に入っていなかったからです。しかし、そのお風呂は、地域の方々が優先で、なかなかボランティアに回ってきません。自分の番が来たときは、それに入り、15分間だけでしたが、幸せな気分にひたることができました。その後、セントヨゼフ女子学園に赴任し、春休みに神戸の鷹取教会に寝泊まりしながら、復興ボランティアに生徒と共に5・6年ほど行ったことがあります。
尊い命が失われたこと、被災されて苦労をしてきた皆さんに心を馳せ、ともに祈りましょう。

特別の祈りを私が唱えます。みなさんは心の中でうに祈ってください。

あわれみ深い神さま、
あなたはどんな時にも私たちから離れることなく、
喜びや悲しみを共にして下さいます。
この大震災によって苦しむ人々のために
あなたの助けと励ましを与えて下さい。
私たちもその人たちのために犠牲をささげ、祈り続けます。
そして、一日も早く、安心して暮らせる日が来ますように。
また、この震災で亡くなられたすべての人々が
あなたのもとで安らかに憩うことができますように。
主キリストによって。アーメン。
母であるマリアさま、どうか私たちのためにお祈りください。
アーメン。

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