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生徒・保護者

6月20日(金)、中学1年生から高校3年生までが参加する「STARゼミ・総合的な探究の時間」の第3回を実施しました。
中学生は学年ごとの探究活動に、高校生は全19種類のゼミの中から自ら選んだテーマに取り組みます。それぞれの関心や思いに応じた多彩な学びが展開されるこの日は、校内に活気と熱意があふれました。

今回のゼミには、地域活性化イベント「まるっしぇんと」にご協力いただいている地元企業の皆さま、「水系の生物を研究しよう!」「まるっしぇんとで繋がろう!」ゼミに協力頂いている高知大学・中央大学の先生方、学芸員、あしなが学生募金の学生など、約25名の外部協力者が来校。学校という枠を越え、多様なつながりと出会いの中で学びが広がる、特別な時間となりました。

「教師になろうze、みんなで!」ゼミでは、生徒たちが教壇に立ち、生き物の分類に関する模擬授業を実施。
ある生徒は「コウモリは鳥類?それとも哺乳類?」という問いを投げかけ、羽の構造や体毛の有無、出産方法などの観点から、哺乳類の特徴をわかりやすく解説。黒板やICTを駆使しながら、「どうすれば伝わるか?」を考える姿には、授業を受ける側とは違った緊張感と達成感がありました。

「3Dデザイン&プリントLab」では、本校の担当教諭と生徒が一緒に画面を見つめながら、「どうやったら形にできるか」を対話しながらデザイン。
細かな調整を繰り返しながら、3Dプリンタで出力できる立体データをつくり上げていきます。ひとつの作品を共につくりながら、思考と表現を深める探究の時間になりました。

「まるっしぇんと」では地域の企業の方々との対話の中で、生徒たちが自分たちの企画や役割について真剣に意見を交わしていました。
社会人や大学生の方と向き合う経験は、生徒たちにとって緊張感もある一方で、「自分の考えを伝える」「相手の思いを受け取る」大切さを実感できる機会にもなっています。

本校の総合的な探究学習の時間では、教員だけでなく、多様な価値観を持った大人たち、先輩・後輩との出会いを通して、「学び」を“自分ごと”に変えていくことを目指しています。
これからも、生徒たちが未来に向けて一歩ずつ進んでいけるような、深くあたたかな探究の時間を重ねていきます。

 

学習研究センター長 竹村竜太郎

 

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