まるっしぇんと+ ― 地域とともに育つ、生徒たちの学び
本校の総合的な探究学習の一環として実施している「まるっしぇんと」は、地域とともに学び合う学びの祭典です。
11月29日(土)に開催する今年度のイベントは、これまでの活動をさらに広げた「まるっしぇんと+(プラス)」として行います。
この取り組みは、在校生だけでなく、卒業生や保護者の方々との強いつながりからも支えられています。昨年度は587名もの方々にご来場いただき、地域全体で生徒たちの学びを応援する温かな雰囲気に包まれました。
中学3年生は、地域の企業やお店の方々と協力しながら、商品の魅力や地域の良さをどう伝えるかを考え、社会とのつながりを実感します。慣れないやりとりに戸惑いながらも、一つひとつの経験を通して、責任感や創造力を育んでいます。
お客様にとっては、単なる販売イベントではなく、生徒たちが「社会の一員として成長していく姿」を感じていただける場です。どうか温かく見守っていただければ幸いです。
今年の「まるっしぇんと+」では、高校生によるSTARゼミプロジェクトの成果発表や研究・商品販売も行われます。
その発表の場づくりを担っているのが、今年新たに発足した「まるっしぇんとを拡張するゼミ」の高校生たちです。
このゼミは、まるっしぇんとをより魅力的で意味あるものにするため、地域と学校をつなぐ新しい試みに挑戦しています。
特に今年は、中学3年生と協力してSNSやポスター制作、広報デザインなどに取り組み、地域の魅力をより多くの人に伝えるための発信活動を進めています。生徒たちの発想と行動力が、まるっしぇんとを新たなステージへと導いています。
さらに、中学2年生による日本文化体験の英語発信の場も設けます。
茶道・華道・着付けなどの伝統文化に触れ、その魅力を英語で紹介することで、「自分の文化を自分の言葉で伝える力」を育みます。
そして何より、「まるっしぇんと+」では、『レジリエンス(困難を成長に変える力)』を育てることを大切にしています。
当日は、思い通りにいかないことや予想外の出来事もきっと起こるでしょう。しかし、それこそが生徒たちにとって大切な“学びの瞬間”です。失敗や戸惑いを次の一歩につなげる力を、地域の皆さまとともに育てていきたいと考えています。
「まるっしぇんと+」は、地域と学校が協力しながら未来を創っていく場です。 卒業生、保護者、地域の方々、そして生徒たちがひとつにつながり、共に笑い、共に考える——。 今後も、生徒たちは地域の魅力を発信し続けていきます。どうぞその歩みを楽しみにしていてください。
そしてぜひ、11月29日(土)当日は会場に足をお運びいただき、生徒たちのまっすぐな想いと学びの成果をご覧ください。
学習研究センター長 竹村竜太郎





