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生徒・保護者

10月1日、全校生徒と保護者の皆さまを対象に、芸術鑑賞会として「Imuraya presents“POLIMNIA. Opera for All!” 2025 in JAPAN」を開催しました。 このコンサートは、合唱部が約2年にわたり参加してきたプロジェクト“POLIMNIA. Opera for All!”の成果発表会として行われました。

“POLIMNIA. Opera for All!”は、イタリアの本場オペラを世界各国に拡げていくことを目的として、イタリア国家の支援のもとで行われているプロジェクトです。イタリア国内のさまざまな音楽大学や音楽院と世界各国の音楽大学などの機関が提携を結んでレッスンが行われるなか、本校の合唱部は日本の団体として唯一、また合唱部というアマチュアの団体としても唯一このプロジェクトに採択されました。2023年に合唱部が「Imuraya presents 国際音楽交歓コンサート三重公演」に出演した際に共演させていただいた、イタリア国立ヴェッキ・トネリ音楽院教授のジュゼッペ・モドゥーニョさんが私たちのことを目に留めてくださり、このプログラムへの参加が実現しました。

このコンサートに至るまで、パヴァロッティ財団芸術監督で指揮者・ピアニストのパオロ・アンドレオーリさんにオンラインや対面でレッスンしていただき、イタリア語の発音や表現技法について学んできました。コンサート当日はアンドレオーリさんの指揮で、プッチーニのオペラ『蝶々夫人』より「ハミングコーラス」やヴェルディのオペラ『椿姫』より「ジプシーの合唱」、ロッシーニの三つの聖歌「信仰・希望・愛」などを歌いました。また、前日の「Imuraya presents 国際音楽交歓コンサート2025三重公演」に出演されたソプラノ歌手のスターシャさん、バス歌手のスルタン・アブドゥラヒモフさんがオペラの名曲の数々を聴かせてくださり、“POLIMNIA. Opera for All!”統括責任者のモドゥーニョさんもピアノで参加してくださいました。コンサートの最後には、アンドレオーリさんの指揮、スターシャさんのソプラノに合わせ、全校生徒で校歌を歌いました。

多くの皆さまの応援とサポートのおかげで、大成功のうちに終えることができました。合唱部の生徒にとっては、信じられないような大きな場を与えていただき、言葉では言い表すことのできない得がたい体験をさせていただいた、とても密度の濃い2年間でした。関わってくださった皆様に、心から感謝いたします。

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