6年間を通してさまざまな奉仕活動を経験します。
1年生ではボランティアの精神を養い、2年生以降は、より広い視野を持ち、さまざまなプログラムに参加します。
体験から学ぶことを大切にしながら社会の必要性を考え、行動できる女性へと成長します。
愛と奉仕の実践
祈りの時間
セントヨゼフには祈りの時間があります。「祈りとは、ただそこに身を置いていることです。心を落ち着け、神さまが入ってくるための時間をつくり、神さまに見つめてもらうことです」という教皇フランシスコの言葉のように、忙しさのなかで自分を見失いがちな私たちにとって大切な時間となっています。
マリア祭と修養会
カトリック教会では、5月はマリア様の月と定められており、本校でもマリア様を讃える「マリア祭」を実施します。校庭にある純白のマリア様にお花を捧げ、神父様に祈りを捧げていただきます。その後は修養会として、神父様のお話を聴き、自己と向き合う一日を過ごします。修養会は秋にも実施されます。
ウォーカソン
「ウォーカソン」とは、教育や医療の援助を必要としている国や地域を支援するために、津市内10キロのコースを歩く募金活動です。インド、チェルノービリ、シエラレオネ、東日本(釜石)といった継続的に支援してきた地域に加え、フィリピンの学校・国境なき医師団など、支援先も広がりをみせています。
ボランティア活動
英語力をいかした奉仕活動
能登半島被災者支援募金、ウクライナ人道支援募金、トルコ・シリア地震復興支援募金、三重こども食堂のお手伝いなど、地球上のあらゆる場所に支援の必要な所があることを周囲の人々に呼びかけます。現状を分析し、課題を明らかにして人々に働きかける活動を通して、生徒たちは社会人基礎力を身につけていきます。
世の光・地の塩
「あなたがたは地の塩である。だが、塩に塩気がなくなれば、その塩は何によって塩味が付けられよう。もはや、何の役にも立たず、外に投げ捨てられ、人々に踏みつけられるだけである。あなたがたは世の光である。山の上にある町は、隠れることができない。また、ともし火をともして升の下に置く者はいない。燭台の上に置く。そうすれば、家の中のものすべてを照らすのである。そのように、あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。人々が、あなたがたの立派な行いを見て、あなたがたの天の父をあがめるようになるためである」
出典:マタイによる福音書5章13~16節
女子教育について
日本の女子教育の先鞭をつけたのはキリスト教の宣教師たちであり、女子校にはミッション系の学校が多くみられます。本校はユネスコスクールとしてESD(Education for Sustainable Development)に取り組み、持続可能な社会づくりの担い手となる女性の育成を行っています。女性ならではの視点やリーダーシップは日本の社会が持続的成長をするために不可欠と言われており、多様な価値観を受けいれる現代社会では女性が関わることでイノベーションが促進されています。思春期の自己が確立されるときに、男女別学の環境で自分の能力を素直に発揮することによって、物事の本質をみつめて主体的に行動し、他者との関わりを尊重する女性の育成を行うことができます。
品位と知性
セントヨゼフには、創立以来変わらない品位と知性を身につける学びがあります。内面からにじみ出る品位と知性。これらを身につけることで、本当の自分に気づくことができます。先が見通せない時代だからこそ、より良く幸せに生きるために、周りに流されない確固とした自己を築くことを大切にしています。